対角交換四間飛車に対して独り言

関係ないお話

「角交換四間飛車 対策」と検索すると地下鉄飛車ばかりが出てくる。
ミーム汚染というと、あまり良い言葉じゃないかもしれないけど、地下鉄飛車以外の記事や動画があんまり出てこない。
結構下の方までみないといけない。
ただ、まぁ……配信者の視点から見るとなるほど確かに、と思ってしまう。

居飛車党からすると、角交換四間飛車は一度は苦労する戦法である。
仇敵といっても差し支えはないと思う。
少々過激な表現を用いたことをお詫びして先に進みましょうか。

楽して勝ちたい

まぁなので、楽して勝ちたいと思っちゃうんですよね。
100時間勉強して完璧な対策を組み立てるんじゃなくて、わかりやすく攻めて勝ちたい。将棋なんて、攻めてるときが一番楽しいもん(個人の感想)。
地下鉄飛車は狙いが明快。そして派手。なので、配信者的にはネタにしやすいんじゃないかなーと勝手に思ってます。

プロ棋戦ではなあんまりみないよね

プロ棋戦ではあんまり出てこないのは何故だろうと少し不思議に思いませんか?
考えられる理由としては、
・(振り飛車側)そもそも地下鉄に組まれれないようにしている。
・(居飛車側)わかりやすい変化を避けている(含みがないから)
・(居飛車側)地下鉄にしない方が得なことがある。
友達にプロ棋士がいれば、聞いてみたいんですけどいないのであくまで憶測です。

個人的に地下鉄はあんまり気が進まない。

苦手です。
気が進まない、苦手な理由を一つに絞ると「手数がかかりすぎる」。
これに尽きます。
かけた手数に見合うリターンが入ってきているのかいまいちわかりません。

食わず嫌いである自覚はあるんですけど、陣形・手順は美しい方を選びます。地下鉄に組む手順はどうも美学に反すると言いますか……。上手く言葉にしにくいですね。
さてと、そろそろ本題に入りましょう。

先手:居飛車 後手:角交換四間飛車 について

基本図

ここをキャンプ地とする!!!!!!

厳密に言うとそもそも相手が素直に美濃に囲うのかとかありますが、この局面を指定します。
局面を固定しないとカオスで検討しにくいからです。

逆棒銀

強い人に対策聞くと「適当にすりゃ受かるよ」というアレ。
いや、わからんて。逆棒銀に何度痛い目にあわされたことか。

普段の自分なら、コンセプトを定めてそれに沿って手を考えるのですが、さすがに考えることが多すぎる。
まず、憎たらしいくらい美濃囲いが固いです。
あれ、どうすんの?
こっち壁系よ?

強い人は銀冠上手く使いますけど、わたしの銀冠はとても下手です。
この局面でのソフトの候補は16歩や36歩、77銀などが挙げられます。
んー、わかりません。
多分これ棋書とかにも載っている局面だとは思うんですけどねー。
16歩の意図としては、手待ち。相手の金がどっちに上がるかを見たいんじゃないかと思います。
まずは、16歩を起点に考えます。
その前に、16歩に24歩はどうなのかが重要なので見ていきます。

零 16歩→24歩 居飛車とても苦労する


逆棒銀の狙いは言ってしまうと2筋の逆用です。
結論を述べると、同飛車は……適当に飛車打ってれば居飛車よくなります。

同銀からの流れは「きちんと対応知ってないと居飛車多分死にます。中途半端に知ってる方は苦労する」と思われます。
頑張って覚えましょう。

角を打つのは頻出手筋。
雰囲気で打ってはいけない(猛省)。

77角打には、33角と打つのが普通でしょうか?
この進行の大変気持ち悪いところは、自分から角を打って、そして角交換をするところです。
相手に手得させて良いって本当なのかなーってなります。

同銀と同桂があって、
同銀には、23歩として、36歩~37桂と活用してよくなるみたいです。
この変化については、詳細は省きます。
同桂が本線です。

桂馬を跳ねさせてから36歩は知らないと抵抗がある。

この手が呼吸らしいです。
例えば、25歩と抑えられても、

16歩の効果で15銀と出ることは出来ません。
なので、この局面は逆棒銀失敗ということになります。
56角打から、34歩を狙いに行くのが一例でよくなるわけです。

歩を打つのがつまらないとすると、25銀も考えられるところ。
で、この局面が知らないと面倒臭そうと調べてる内に思った変化です。

指されるとなるほどの手
指されるまでは気付かない手

同飛車は15角~33角成~25飛車の技が決まるので、同飛とは出来ません。
進行としては、ここで26歩としてきます。
以下、26歩、37桂、24飛車、15角、23飛、25桂、同桂、26飛(下図)
と続きます。

ちょっと長いが一直線の変化

角を殺すために、14歩としてきます。
14歩24歩、22飛、25飛車、15歩(下図)

歩成は我慢

ここで、歩を成る手はいったん我慢して、15同歩とします。
歩成には、14角とされて混戦になります。美濃囲いがそこそこ固いのと、銀が壁になっているので評価値は良くても人間的には勝ちにくいでしょう。

他の変化に関しても、あんまり芳しくなさそうです。
互角ではありますが、16歩の効果はあまりなかったと思わざるを得ないというのが、わたしの感想です。

なので、16歩よりも36歩の方が価値が高いか否かについて検討しようかと思います。

【次回】更新日未定
▼36歩からの進行。

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(めも)
22飛に36歩しておかないと間に合わない?


32金型・52金型




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