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【USER'S REPORT】風景写真家: 原澤康隆


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【プロフィール】
1958年 群馬県前橋市生まれ。前橋市在住。群馬大学工学部卒。
1998年 この頃から風景写真に専念する。
2004年 写団薬師 入会 前川彰一氏に師事。
日本写真協会会員 写団薬師準講師 

【個展開催歴】
2015年 キヤノンギャラリー銀座・梅田・名古屋 「赤城の森 榛名の森」開催
2021年 富士フイルムフォトサロン東京・大阪・名古屋 「季の彩 赤城山」開催

【使用機材】
Canon EOS 5D Mark4
Canon EF24-105mm F4L
H&Y K-Series Holder Kit Mark II
H&Y 100x150mm K-SeriesリバースGND8

今回、H&YハーフNDフィルターを携えて秋に色づく新潟県十日町の棚田に足を運んだ。

この十日町の棚田は春にかけて、ゴールデンウイーク頃の景観が有名で風景写真を撮る多くのフォトグラファーが集まる。しかし、秋は春ほどカメラマンが密集せず非常に撮影しやすくおすすめである。

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撮影風景  / ハーフND装着の様子

まだ少し冷える日の出前の未明に棚田撮影ポイントの駐車場に到着。撮影ポイントまで機材を背負い歩く。春とは日の出の方向がやや北になるので撮影ポイントが違う場所に三脚を構えた。暗い時間帯から撮影を始め日の出の頃にクライマックスとなる。

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新潟県十日町の棚田 / フィルターなし

日の出の撮影はH&Yリバースフィルターが最適だ。リバースフィルターの濃い部分を日の出の太陽に当て空に向かって薄くなるのはすこぶる都合が良い。今回はPLフィルターとリバースフィルターを重ねて使用したがフィルター間のゴーストやフレアは発生せず非常に満足のできる作品を撮影することができた。

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新潟県十日町の棚田 / Reverse GND 8 使用

【USER'Sインタビュー】H&Y製品で特によく使用するフィルターがあれば教えてください。

Reverse GNDですね。風景写真では日の出の撮影に最適であり、非常に重宝しています。特に、H&Yフィルター製品は太陽を入れてもほとんどゴーストが出ません。更にPLとハーフNDを重ねてもゴーストが気にならず、作画する上で気を使う部分が少なくなるため目の前の被写体と向き合う時間に集中できます。

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赤城山 / Reverse GND8 使用

【USERインタビュー】これまでの経歴を踏まえ、今後取り組みたいことや撮影したいシーンは?

やはり、美しい風景を見て高揚する心、その感動を写真の中に写しこめることができる風景写真を撮ることを心掛けていきたいと共に、光と影、風や温度、湿度などの空気感を写真を見た人が感じられる写真を撮り続けたいですね。

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撮影風景 / ハーフND装着の様子 

ライフワークとして赤城山を20年以上撮影していますが、赤城山は私の住む前橋市に主要部分が位置していることから思い入れも深く、年間を通じて撮影しています。また、赤城山だけでなく、関東・甲信越・南東北を中心に行っており、近年は桜の撮影も精力的に行っています。現在個展「季の彩 赤城山」を巡回中ですが、風景写真の領域で個展など発表の場をさらに持っていきたいと考えています。