ママインタビュー#5 いどちゃんママ
東京都中央区日本橋の一角にポッと灯が燈る、Hygge Cafe。
店員さんとお客さんという垣根は限りなく低く、
家のリビングのようなほっとする場がそこにはあります。
カウンターに立つのは、「日替わりママ」。
ママの背景は十人十色。
どんな想いでママになったのか、どんな場にしていきたいのか。
1人ひとりのHyggeCafeへの想いをインタビューしていきます。
今回ご紹介するのは、いどちゃんママ。
いどちゃんママがHygge Cafeで提供するのは、ロースイーツ(Raw Sweets)。
ロースイーツは、卵・乳製品・小麦粉・白砂糖を使わず、果物やドライフルーツ、ナッツなどを使って48℃以下の低温調理で作るスイーツ。
食物に含まれる食物酵素は、高熱(48℃以上)に弱いため、低温調理にすることで、酵素が生きた状態のまま取り入れることができます。
ただ美味しいだけじゃなく、身体にも良いロースイーツ。
その魅力と、いどちゃんママの想いをお届けします。
自分のために、そして誰かのために
ーー日本ではまだ馴染みの薄い「ロースイーツ」ですが、いどちゃんはどのように出会われたのですか?
数年前に初めて食べる機会がありました。
口にした瞬間に、すごく身体が喜んでいるのを感じたんですよね。
それで、ロースイーツ好きかも、自分にあってるかもと思って。
本当はスイーツも好きじゃないんですけどね。(笑)
一つのことにはまることは少なくて、深く何かを突き詰めるのは苦手なんですが、ロースイーツは勢いっていうか。
たまたまロースイーツについて習えるチャンスもあって段々とはまっていきました。
そうしているうちに、ロースイーツのことを広げるワークショップとかをやってみたいなと思うようになりました。
ーーロースイーツ、好きかも!という気持ちから、広めていきたいと思うようになったのはどうしてなのでしょうか?
今は平日は会社員として働いて、オフの日にロースイーツのワークショップやレッスンを開くという生活を送っているのですが、最初は自分のバランスを取るためだったように思います。
今の仕事では直接お客さんと顔を合わせることもないし、あんまり話をすることも無くて。
だから社会との繋がりがほしかったのかもしれないですね。
自分のために、というのと、それで誰かの役に立てたら嬉しいなって。
それに、ロースイーツって簡単に作れて健康的で美味しいんですよね。
海外ではコンビニでも扱っているのですが、日本では食べられるところが少ないし、意識が高い人が食べるものだと思われがちで。
ロースイーツを選択肢の一つとして気軽に選べるものにしていきたいなという想いもあります。
ロースイーツは美味しいだけじゃない
ーー実際にHyggeCafeでロースイーツを提供してみて、みなさんの反応はいかがですか?
さっぱりしていて美味しい!
初めて食べる食感!
健康にいいイメージはあったけど、こんなに美味しいと思わなかった!
というような反応をたくさんいただきます。
正直、食べるまで怖かった、なんて声もありました。
卵、乳製品、小麦粉も使わないってどういうこと⁉︎みたいな。ロースイーツを食べたことがないから想像できないという人が多いし、聞いたことがあっても美味しくなさそうって思われがちなんですよね。
直接正直なお言葉をいただけると、自信にもつながりますし、新たなアイディアが浮かぶこともあるので嬉しいですね。
ーー誰にとってもいいことづくしなように思えるロースイーツですが、特にどんな方にオススメですか?
働くママたちやそのお子様におすすめしたいです。
一度作り置きしておけば冷凍で1カ月保存も効くので、ママがいない時でも手作りの安心安全なおやつを食べることができます。
また、消化にあまり負担をかけないので、ママ自身も夜でも罪悪感なく食べられます。
実際に子どもたちに食べてもらうと、すごく反応がいいんです。
あまり甘いものを食べないお子さんも食べてくれて。
市販されているお菓子の多くは、長く美味しく楽しんでもらえるように、食品添加物が配合されているものが多く存在しています。
特に子どものお菓子には着色料などが多く使われていたり。
子どもは敏感にそういう添加物を感じているのかもしれません。
ほっと一息も、ワクワクする挑戦も、ここでなら
ーーママとして関わってみて感じることについてもお聞きしてみたいのですが、HyggeCafeはどんな場所だと思いますか?
ゆっくり時間が過ごしたくて、ほっとしたくて来ているんだろうなというお客さんが多いですね。
年齢、性別、職業関係なく、お客様同士のつながりが持てますし、1人でゆっくり読書したり暖炉の炎を見るもよし。
自由な雰囲気がとっても好きです。
私自身もそうですが、日々色んな事に気を遣ったり、仕事に疲れてしまう時ってあると思うんです。
そんな時、ふらっと立ち寄れる場所がHyggeCafeだなと思います。
ーーこれからHyggeCafeでどんな活動をしていきたいですか?
みんなでHappyをシェア出来る活動をしたいですね。
好きが共通する人が集まる日を作ったり、日替わりママ同士のコラボ企画をしたり。
なにかしなきゃ、って思うよりも楽しいかも、ワクワクするかも、って純粋な気持ちを大事にしてなにか挑戦してみたいです。
いろいろ考えていると不安要素がたくさん出てくるんですけど、考えすぎずにやってみたらいいやって自分自身も思っているし、そういう想いを届けられるようなカフェになるといいなと思います。
来てくれたお客さんがなんかやってみようかな、って思えるような、背中を押せる存在に自分もなれたらいいなって。
ーー他のママからも同じように背中を押せる存在・場に、という声が挙がっていましたね。
HyggeCafeには不思議とそんな雰囲気がありますよね。
ひとりじゃできないことでも、ちょっと言ってみるとアイデアを出してくれることもあります。
最近は自分だけのために頑張れない年齢になったのかな、と思うのですが、そのことも、背中を押せる存在になりたいと思った理由の一つですかね。
以前は自分の成長がモチベーションだったこともあったんですけど、最近は社会に恩返ししていく側の年齢になってきたのかなみたいな。
自分のためだけじゃがんばれない、誰かが関わってくれたり応援してくれたりするから頑張ろうって思えるんですよね。
自分の好きなことが誰かへの恩返しになったら、素敵ですよね。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?