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【どろんこ村日記_DAY34】音魂と旅する原風景

今日も気持ちの良い晴れの日。風が落ち着いていて、水に映る風景がまるで鏡みたい。

朝日が反射

朝の日課を済まして、朝ごはんを食べたあとは、ただひたすらぼーっとしてた。こんなに何もしない時間は久しぶりな気がする。動物占いは活動的なコアラ。「静」と「動」の両方を兼ね備えていて、「静」な時間がないとやっていけない性分で。これまで走り続けてたから、小休憩も兼ねての「静」のタイミングがたまたまこの日だったのかな。1時間くらい昼寝(午前中に寝てたから、厳密には昼寝ではないかw)

ここ最近ヘビロテしてるadieuこと上白石萌歌ちゃんの歌をただひたすら聞いて浸ってた。萌歌ちゃんの歌声は、時の流れがゆっくりなるような感じ。「よるのあと」「」「穴空きの空」が特にお気に入りに。メロディも歌声もきれいで、思わずずっと聴き入ってしまう。

こんな感じでゆるゆる午前中の時間を過ごして、お昼を食べてからは、やりたい作業をやって、ゆいちゃんのお迎えが来るまで待ってた。

今日はみんなで演奏会に参加予定。会場はなんとお寺。タイトルは「音魂と旅する原風景」。どんな演奏会になるのか興味津々で申し込んだ。

ゆいちゃんがOPTIONまで車で迎えに来てくれた。すごくたわいのない話をしていたけど、めちゃ印象的だったのは、自分が最近朝日が昇る前に起床する件について、「それは動物らしい感覚が戻って来てるんですかね」って言ってくれてw なるほど、これは本能的な感じ?なのかなと思って妙に納得。

どろんこ村について、少し休憩time。ちみえさんがおにぎりを用意してくださってて。海苔巻き状態なのが新鮮だった。とろろ昆布、キムチ、シーチキン、昆布、などなど具沢山でとってもおいしかった。

ちみえさんの手作りおにぎり

ちみえさん、さやちゃん、ゆいちゃんの4人で出発。おじちゃんはひとりでお留守番に。

会場に行く途中に、各自寄りたい場所があって、自分はスーパー渥美へ。野菜売り場にそら豆があって、「これで豆板醤作れるじゃん!」と思って思わず買ってしまった。一味唐辛子や米麹など、いろいろ買ってエコバッグがパンパンに。

会場の潮音寺に到着。かなり立派なお寺で、藤の花もあと1~2週間すると見頃になるそうで。

とても立派な門
ここが会場

観音会館に入ると、ほぼ観客で埋まっていて驚いた。少なくとも80席はあって、一部立ち見の人もいた気がするから、相当の人数が集まって気がする。

あなたにとっての「原風景」とは。
そう聞かれた時に、パッと思い浮かばなかった。そもそも、原風景の定義ってなんだんだろうと、自分の中で言葉の定義がはっきりしなかったこともあって、すぐに思い浮かばなかった。

少し時間が経って、頭の中に浮かんできた風景が。それは、自分が3~4歳くらいで、お母さんとこたつに入っていて。自分はお母さんが作ってくれたフェルト生地を縫い付けたサイコロ(あ行からわ行までの50音)を遊びながら、目の前のアナログテレビからは魔女の宅急便が流れている。そんな風景を思い出した。

原風景。世代によって変わってくるかもしれない。田んぼや小川など自然に囲まれた場所、人とのつながり。もしかしたらFOLKEで学んだ幸せの三段重理論とどこかリンクしているのかもしれない。

アカラのお二人による二胡の演奏と奥さんのりかさんの力強い歌声がすごく印象的だった。二胡は中国の楽器。まるで馬のような力強い音も、艶やかな音、繊細な音、など幅広い音色が響いていた。

ダキシメルオモイプロジェクトのお話もとても素敵だった。麻の上にインタビューをした家族たちの絵を描くという、珍しいスタイル。光が差し込むと、後ろの風景と溶け込むような、まさに自然と一体となった作品になるそう。まさかレンブラントがきっかけで絵描きになった方だとは!

渥美半島の地理歴史、暮らしについても少し聞くことができたのも面白かったなあ。数十年前と今とでは、見える風景が違う。それでもきっと、今日まで引き継がれていることやものがあるはず。そう思うと、今の暮らしも愛おしく思えてくる。

演奏会が終わり、みんなでどろんこ村へ。ちみえさんがシェアしてくださった甘夏ピールがとてもおいしかった。

自分にとっての原風景。ちょっと、この一週間意識して過ごしてみようかな。

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