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42.製材工場見学(2023/7/15)

2023年7月15日

今日はCOMODOが利用している製材屋さんの工場見学です。どんな過程を経て我が家に木材がやってくるのか知りたくて、今回の見学会をセッティングしていただきました。
なかなかこんな機会もないのでまたまた家族総出。

飯田さんとは14時に現地待ち合わせでお約束してました。

■あれ?待ち合わせ時間・・・

私たちは工場近くのお店で12時頃昼食を摂っていたんですが、飯田さんからメールが来ていたので確認すると・・・

【飯田さんからの10時頃のメール】

『迷われていますか??』

何のことや??????????

初めメールの意図が分からなかったんですが、どうやら10時待ち合わせと勘違いしていたらしく・・・(・・;)

そのことに気づいた飯田さんから続けざまに、謝罪のメールと他の仕事があるため自身は本来の約束の時間には行けないこと、急遽Sさんを派遣した、との連絡でした。

10時台のメールで、飯田さんが1人でテンパってるのが目に浮かびました笑

人間だもの、間違えることもあります。
後日キッチリ償っていただきましょう!笑

工場に到着するなりSさんが深々と頭を下げ、社長の失態を謝罪して下さったのは言うまでもありません・・・

■工場見学

今回見学させていただいたのは、栃木県日光市にある『田村材木店』。
COMODOでは構造材などに日光杉を使用。栃木県には他にも八溝杉が採れる八溝山系もあり、自然が豊富な地域です。
地元に豊富な木材があるってとても幸せなことです(*´꒳`*)

初めに工場の成り立ちをザッと説明してくれたのですが、こちらの会社は創業100年が経過しているとのこと!

日光東照宮のお膝元ですし、昔から地域の建築に貢献している材木屋さんなんですね。


◉製材工程

それでは早速工場見学へ!

当たり前ですが木の香りがいっぱい広がっていて心地良い(*´꒳`*)
工場内を案内していただきながら製材の工程を説明してくれました。

①木の皮を剥く

木を転がしながら皮剥き

②丸太をカット

職人さんが見極め

カット面を目視してどの部位を使用するか定めるそうです。
一本の丸太から10種類の部位を職人さんが見ながら採っていきます。
赤身、芯が入っている、節あり・なし、など。

③製材されたものを用途に分けて更に細かく製材

色々な材が並べられている

④製材された材木を一本一本外に並べて自然乾燥

屋外で乾燥

すごく手間なので現在やっている材木屋さんは少なく、梅雨時期はカビてしまうけど使用できるそうです。

⑤機械乾燥

乾燥させる手段は石油ボイラーバイオマスボイラーの2種類があるそうです。

《石油ボイラー》
石油を熱源にしているのでこんな小さな装置でOK!

物置小屋よりちょっと大きいくらいの広さ


上記の石油ボイラーを使って人工乾燥させる機械(奥行9m)は熱と風で乾燥させるそうです。

人工乾燥機の庫内

《中温乾燥(80℃)》
木の色味が変わらない    

《高温乾燥(120℃ )》
木材の白っぽいところが飴色になってしまい、色が変化するのでそれを嫌う人もいる。
表面が割れずに、内部が割れてしまい強度が落ちてしまう。

何か良いとこナシみたいな高温乾燥を敢えてするのはどういう時か聞いておけば良かった・・・

自然乾燥させる方が木材の強度も高いので良いに決まっていますが、それでも人工乾燥を選択するのは言わずもがな、納期が間に合わないから。

薄い木材なら2〜3ヶ月で自然乾燥できるそうです。

《バイオマスボイラー》
片や、バイオマスボイラー装置の大きいこと!!

デカい!!三階建てくらい?
Sさんも一緒に見学中(*´-`)


製材から出た廃材や木の皮を熱源にしてボイラーを燃やすのでサステナブルですが、大きな装置なので場所はとるし効率はかなり悪いそう(・_・;

そしてこの廃材を燃やしてできた灰の行く末ですが、東日本大震災以降、放射能の影響で灰の破棄にもお金がかかるように。

東電が引き取り近県の山にドラム缶ごと埋めるそう・・・

緑色のドラム缶に灰が入っている


原発の影響がこんな所にも。負の遺産としか言えない。
何百年も経ってからドラム缶が出てくるのか・・・

やはり原発に頼る生活をしとったらアカン!太陽光パネルは必須やな、と再確信しました。

⑥最終廃棄物

そして、この工場から最終的に捨てられる木材がコレだけ。
余すことなく使い切るんですね。

最終廃棄木材

◉製材置き場

施主さんや住宅会社の名前が書いてあり出荷待ちだったり、製材してから一年以上前のものがあったり。

COMODO行きの製材もありました(´∀`*)

沢山の在庫の保管場所
骨組み・柱は木材。さすが製材屋さん!

田舎で土地がある場所じゃないと管理できないくらい広大でした。

我が家で使用する木材もこんな過程を経て出荷されるのかと思うとさらに愛着が湧きます(´∀`*)

この製材屋さんでは自分たちの家で使う木を伐採しに行くという体験ができるので本当は行きたかったのですが、コストや人件費の関係で何十万もかかるとの事だったので断念。工場の見学ができただけで充分です・・・(^^;

■巣箱キットのプレゼント

事務所に戻ったらせっかく来てくれたから、と巣箱のキットをプレゼントしてくれました。飯田さんが来れなかったお詫びとして数セットいただき、さらに鉄砲を作るキットも数セット!

釘や必要な金具、ヤスリまで付けていただき、ノコギリと金槌があれば作れる状態にしていただきました。

飯田さんが来れんかった方が良かったかも!?笑

■約束の確認はしっかりと

前日に飯田さんと今日の確認をした際に、思い違いで曜日がズレていたのでそこは修正したのですが・・・

誰でも間違いはあるし飯田さんも誠意をもって対応してくれたので、そこを責める気は全くありません。人との約束はプライベートでも仕事でも日時まできちんと再確認した方がいい、と思った出来事でした。

本来であれば工場見学の後にプランの打ち合わせをするはずだったのですが、それは後日改めてすることに。

でも、プレゼンの日の二の舞になりそうだったので打ち合わせは別日で良かったかも・・・結果オーライ!笑

その打ち合わせの話はまた次回。


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