初めてヴィーガンの人と話した


5年ほど前に友人と行った北海道で、ふんわりとヴィーガンの話題になったことを思い出す。
「可哀想だよね。でもさ〜、」みたいな地球で25760841回目のやりとり。


-ソフトクリームを食べながら-
友人A「お乳出過ぎて大変だし、余ったら捨てないといけないんだよ?だから、ソフトクリームは牛助け」

-寿司屋にて-
友人B「魚って海に落ちてるもん拾ってるだけだから殺生じゃないでしょ」

とか言っててめちゃ面白かった、どっちもパワーワードすぎる。過激で過言。そういうユーモアなので、マジレスはお控えいただきますようお願い申し上げます。



今日は縁あって個人的にヴィーガンの方と話す機会があったので、いろいろ聞いてみた。

最後に いろいろ聞いちゃってごめん、あと動物食べててごめんと伝えたら、聞いてくれたりそういうふうに思ってくれるのは嬉しい、ということだった。感謝。

今日はそれらを通して私が感じたこと、
行動として(今日だけだとしても)変わったこと、
変わりそうなこと

について。あまり真面目ともいえない内容ですが。

本当はネトフリでセレブリティの続きを見たいところではあるんだけど、鉄は熱いうちに打てだよ。


はじめに伝えておくと、
私はヴィーガンという考え方に対しては肯定的です。

(最後のほうにしっかりと動物性のお献立が登場します,ご注意)


彼女はもう10年以上ヴィーガンをやっているらしい。

だから目の前で人が肉を食べてももはや何とも思わない自分がいて、帰ってから相手に何も言えなかったことで自己嫌悪に陥るとも話していた。

わたし、金輪際 牛のお乳と決別できる自信はないけれど、せめて彼女の前ではソイラテを選ぼうと決めていた。ちなみに、元々ソイもアーモンドもオーツも好きだよ。


2人でカフェに入って最初に目についた、
豆乳を切らしているという張り紙.



おいなんで??? いやーこれには焦った。思考停止。
ブラック飲め。

結果アイスティーを飲みながらいろいろ話す。


彼女の話では、ヴィーガンにもいろいろあって、度合いも守るべきラインも、人によるらしい。
グラデーションなんだね。

当人はというと、成分一覧表とかを見て 動物性のものはもちろん、グレー(かなり知識深かった。たくさん勉強されてるんだなと感じた)だと思ったら摂取しないっていう感じだった。ムスリム国家の中で言ったらサウジアラビアとかカタールって感じの一番厳格(?)なヴィーガン。(宗教と信条は別物なのでナンセンスな例え、失礼)
とても穏やかで、ヴィーガン原理主義者だけど、決してタリバンみたいなヤバさはない。むしろすべてを諦めてもいて、自分からヴィーガンの話題はしないらしい。

私自身ヴィーガンのかたって初めて出会ったんだけど、

話をしている中で彼女からは
大多数に理解されない(とくに日本で)、動物の消費が止まらないことに対するものすごい絶望感を感じた。

しかも、ヴィーガンの間でもその守るべきラインを巡って揉めたりするらしい。結局は人間性の問題だと。
悲しいね。ウォーキングデッドみたいだよね。ゾンビから逃げる話なのに人間同士で争うやつ。せめてヴィーガン同士では仲良くしたいなって憂いてた。


人がヴィーガンになるきっかけってなんだろう。

酷い写真や動画を見て?悲しい現実を知って?

私個人の話でいえば、
元々 動物かわいそうもあるけどどちらかと言うと「地球環境」とか「食の安全」のほうが気になって
数年前から動物性の食品を避けていた時期があった。

まあ実際減らしていただけで、排除はしてない。
排除できてない。でもこういう自分を責めるような言い方するとだんだん辛くなって、続かないんだろうなとも思う。

工業的畜産(足の踏み場もないほど狭い空間に生きたニワトリが ニワトリの上に積まれながら飼われてるようなやつ)への違和感もあって、
まずは自分にできることをと思ってる。
買い物は投票だってローラちゃんも言ってた。(結構詳しく環境について発信してるからインスタ見てみてね!🌱)
けど実際、肉を買うことが前より減っただけで
普通に動物性のものを何気なく食べてる側の人間。

今日も、
店員「アイスティーはミルクかレモンをお付けしますか?」
私「ミルクをお願いします。あっだめだ!!!レモンお願いします。」
とかいうやりとりを彼女の目の前で繰り広げた。
もうボロが出たとかそういうレベルの話じゃない、失態。笑ってくれてよかった。なんか、私たちはマグルって感じだった、上手く言い表せないんだけど。本当にすごいと思う、ヴィーガンのみなさん尊敬してる。

彼女といるカフェは普段と全然違う景色に見えた。
メニューを見ても「ごろごろビーフを煮込んだ〜」とか書いてある。なんて残虐な…!?ってなったわたしの感性って本当にスポンジのようだなと思う。
あと、食べたいものは大体卵とか牛乳入ってる。なんにも注文できなかった。IKEAのプラントベースのメニュー美味しいよねとか、ヴィーガン扱ってるカフェの話で盛り上がる。

そんな時間を過ごして、
ふだん何気なく私が口にして排泄してるものは、動物の不幸せの上に成り立っているかも、と思う。

とはいえ、子牛に(大人牛にも)悪いなと思って避けていた牛乳も、結局おいしくていつしかまた普通に買うようになってた。来週ラム食べにいく予定あるし。
わたしという人間は常に致命的な矛盾を孕んでいないと気が済まないのかな〜。

というかラムとか一番罪ポイント高そう。ふわふわで可愛いし。命に順位をつけるなよ。
かわい〜って言いながら食べる人間、なかなかサイコパス。


ここまでいろいろと脈絡もなく書いたけど、
別にお肉も海産物も安全かわからないよな、というスタンスの持ち主なので、私としては今日すごくいい刺激をもらえたな〜と思ってる。

「いただきます」ってしっかり手は合わせてるし、この文化は素敵だけど、祈りは命を救わない。
きっとこれからも ここぞというときにはお肉食べちゃうんですけど、選ばないという選択もしていきたいな。アマチュアベジタリアンくらいをふわふわ意識する?せめてメリハリつけたい。
魚に関しては落ちてるもんだから(引用)食うと思う。



そんなことを考えながら作った
今日の夕飯を急に紹介します。私はいつだって唐突です。

今日のお献立。左奥で所在なげに佇むのは豚キムチだ。

これ〜やりたかったやつ〜写真載せるやつ〜
(26歳になっても魂は18歳、一人暮らし始めたてのまま)


奥はピーマンとパプリカをにんにくと塩胡椒で炒めたやつ。
にんにく美味すぎ。にんにくが動物じゃなくてよかった〜って1人で呟いてた。なんかめちゃくちゃ頭悪そう。
いちばん今日の学びが活きたメニュー

ちょっとずつ変えていこうね!だよ!

正面は、なんと見ての通り卵つかってます。言ったそばからめっちゃ命食らうやん。でも正直卵とは縁切れないと思う。
でもね!
この時代には、代替卵というものがあるらしい。味もだいたい卵()それなら導入したい!!キューピー社すごい。研究者すごい。

豚キムチに関しては弁解の余地ない
この豚の役回りを、なにで代替していこうかと思案した、名残惜しい、あまりにも名残惜しい、なんかぶつぶつ言い訳しながらおいしくいただきました

もうある肉に関しては、腐らせずに食べきることで責任を果たす。、^o^


こんなこと考えながらごはん作ってたら謎に塩分控えめにしたり、暑いけどクーラー我慢したりしていろんなことに慎ましくなり始めた。細胞って共鳴するのかな。わたしって影響されやすくて素直で可愛いな〜。

これからも影響を受けながら成長していくので見守ってください。毎回長くなっちゃうけど終わります。次からもうちょっとサクッと書きたい。



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