少し前に話題になりましたこの古き良きアドベンチャーブック的TRPG的ゲームThe Secret of Darkwoodsを崩したら、あらまあこんなんフリーでいいんですかという出来栄えでしたのでご紹介します。

日本語はないんだけど、すごく明快なきれいな英語と可読性の高いフォントを採用しているのでPCOTで十二分に遊べると思います。最初画面最大化のまま変えられんのかやりづれーなって思ってたんですが、F11押したらウィンドウに切り替わるよってついったで教えてもらって、よそ見しながらゲームしたい私にめっちゃ快適。ウィンドウサイズは可変なので、PCOT使う方はちょうどいい感じに調節して快適に遊べるんじゃないかしら。

The Secret of Darkwoodsはこんなゲーム

気が付くとそこは森の中。そして目が覚める前のことは何も、名前すらも覚えていません。辺りを見回しても心当たりのあるものは皆無。少し辺りを見て回ると、森の際の向こうに村が見えました。もしかしたら何か知っている人がいるかもしれない、あなたは村に向かって歩き出すのです。

シンプルなスタートです。このあと村に行って村の人の困りごとを手伝ったり、通りすがりの人が授業料と引き換えに教えてくれるスキル覚えたり、何か売ってもらったり、お店でバイトしたり、ダンジョン潜ったりしながらレベルを上げて、自分が何者なのかを解き明かす旅のお話。
TRPGライクですので、移動中にランダムイベントで旅の商人さんに会ったり、盗賊に襲われたりします。戦闘をはじめ様々な行動は覚えているスキルだけでなく、ステータス値＋サイコロで成否が決まるやつ。セーブロードもちょっぱやなのでストレスなく何度でも振り直し大会ができます。

難易度設定が3つあり、行動の成功率に加えて時間制限の要素があります。簡単モードは時間制限がないので私のようなぬるゲーマーかつ1回でできるだけ全部見たいマンにはありがたかったです。

The Secret of Darkwoods、ここがいい

・雰囲気
大変よい。BGMが眠たくなるけどゲーム内容にはよく合ってる。
・Midjourneyのイラストも合ってる
多分これがあるからフリーにしたのかなって感じはしますが、ゲーム全体の雰囲気によく合ったイラストで、トーンもきっちり揃っていて普通にイマーシブ。いろいろ物議をかもすAI技術ですが、使い方次第かなあってやっぱり思いました。
・移動のストレスゼロ
↓がゲームの舞台の全体マップになります。一番便利だったのが検索機能。基本クエストの行き先はどこそこの何かと指定されるので、検索窓に入れると一部一致でも候補アイコンだけが残る仕様になっていて、うろ覚えでもなんとかなるのが私のような怠け者には大変親切でした。

・ストーリー
まあ王道と言えば王道なんですが、ふつうフリーだったらここで終わるよねーなとこでは終わらずに、もう一段ちゃんと用意されてた親切さが大変よかったです。

The Secret of Darkwoods、ここが残念

いうてフリーゲームなんでそんなに文句つける筋合はないんですが、プレイする上で若干気になったなーぐらいのことはいくつかありました。

・スクショ撮りづらい
Steamの仕様を入れてなかったとかで、F10でスクリーンショットが撮れないのが（記事を作る上で若干）不便でした。noteは本文だとWin+Shift+Sからのコピペでいいけどヘッダーだけは画像うｐしないといけないからね。note側でコピペOKにしてくれれば別に特に問題はない。開発さん側で把握されてるのでいずれどうにかなるかもしれない。
・サブクエが少なめ
と言っても普通と難しいモードでは時間制限があるので全部聞いてられるわけないだろ！！という事情はよくわかってますのよ。こんな不満を持つのはオブリビオンとかスカイリムとかでメインクエほったらかしてサブクエと探索しかしないやつだけだ。なので残念ってほどではないのですが、ある程度こなしちゃうと、なんか困ってない？って聞いてもいや困ってないよって返事しか返ってこなくなるのが若干さみしかったっていう。

それぐらいかなー。とりあえず本当にこれでフリゲでいいの？大丈夫？って思う程度にはよくできたゲームです。トータルのプレイ時間は短いけど、1000円ぐらいなら全然払っちゃう。

まとめ

・Midjourneyのイラストを使った以外にフリーにする要素が見当たらない
・ぐらいシンプルだけど丁寧に作ってあるゲーム
・PCOTでめちゃくちゃ快適に遊べると思うから
・懐かしいPRG本とかTRPG好きな人はもらっちゃいなYO！

なんか気にはなりつつあんまり期待してなかったんですけど、予想を上回るレベルでしっかり楽しめました。すごく斬新なストーリー！！とかそんなんじゃないんだけど、ふっと思い出して平和な気持ちで遊びたくなる牧歌的な（難易度上げたらそうでもないかもしれない）作品でだいぶんおすすめ。