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はまもとコーヒー

姫路という街が好きです。
一ヶ月半に一度、姫路の美容室で髪を切って頂いているのだが、
その度、姫路を歩いている。
その街を歩く、その街での思い出を沢山作ることで、徐々に街を好きになるんだろうなと思う。
駅から一直線で見える世界遺産「姫路城」かっこよさと美しさを兼ね備えているイメージ。そういえば、東京から親父がきて、二人で姫路城の中入って、新生活はどうだとか、関東よりも運転が荒くないねだとか、「カフェドムッシュ」で大盛りのモーニングプレート食べたことが思い出される。あれから、2年が経つ、時の流れは早いね。僕が姫路出身だったら、姫路城は誇るだろうな、帰省してきて、駅降りた時に、ああ、帰ってきた、お城が迎えてくれているとか思うだろうな、安心感あるよな、地元に城、いいなあ。

僕は珈琲が好きなので、初めて行く街の、ここでしょ!っていう珈琲屋さんを探して行くのが常なのだけれども、姫路で最初に訪れたのが、「はまもとコーヒー」

入店すると、「いらっしゃい」とマスターとアルバイトの高校生が迎えてくれた。アルバイトの子、すぐにお水を持ってきてくれて、注文しようと顔を上げたらしっかり会釈してすぐにきてくれる。あれ、これ「察する」だ、気持ちがいいな。いい教育を受けているんだろうなって想像したら、マスターのことが好きになる笑。マスターは核となるコーヒーとお店の全体感を司る、アルバイトの高校生は縦横無尽に「察して」動く何でも屋。大学時代、ボランチだった僕は何でも屋タイプだったな。相方の後輩の彼はキックが上手、展開が上手、僕はひたすら頑張って走る、体を張る、スタバでの「察する」がプレーに出ていたのかな、知らんけど笑、楽しかったな。マスターとアルバイトの高校生を見て、そんなことを思い出す午後15時くらい。

ブレンドコーヒーとアーモンドトーストを頂いた。
ブレンドコーヒーはサイフォン式で、マスターが一杯一杯丁寧に淹れてくださる。ティーカップが可愛い、美女と野獣に出てきそうな感じ。アーモンドトーストは姫路のご当地グルメ的な位置付けらしいので、試しに注文。こういう、ご当地とか限定とかに弱くて、すぐ手を出す。「試してみて、街を感じる」カッコよく言い過ぎか、まあいいか。このアーモンドトーストがまた最高に美味しい。コーヒーともお似合いで、作れそうで作れなさそうな、今度作ってみよう。照明も柔らかくていい感じ。気づいたら、カウンター席もテーブル席もいっぱい、親子、叔父叔母、友達、カップルが会話を楽しんでいる、さらっと寄れてなんでもない話を各々が楽しめる場。どの街にもそういう拠り所となる場があるんだな、そりゃそうだよなって思いながら、ごちそうさまでした。姫路に来たら、またここのブレンドコーヒーとアーモンドトーストを頂きながら、社会人1〜2年目を思い出すんだろうな。

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