仮仮仮。♯3 後書き。

どうもこんにちは、氷原桜です。暑い夏が続いておりますが、いかがお過ごしでしょうか。今さらなんですがこのノート、太文字とか色々出来ないんだろうか。使い勝手の良さは普通にFC2の方が断然上じゃね? と言う真理に気付き始めてしまった私です。まぁ今さら何で後書きは全てこっちにやる予定です。そんなわけで、3話目後書きはいりましょうか。

3話目リンクはこちらから→https://www.pixiv.net/novel/show.php?id=11264680

恐山さん視点です。彼にとってのARuFaさんの存在とラジオの存在の大きさを認識する話だったりします。そして彼にとってとても大切なラジオの終わりが怖い。だからこそ繰り返して何度死んでもいい、と言う気持ちも表れていまっす。この辺りで。好きだからこそ、自分の中に生まれる感情のグチャグチャ加減と醜さがいやになりつつある恐山さんです。そして思ったんですけど別に唯一無二の友達って訳ではないんだよなぁ……ここ明らかに夢見てますね()すみません。恐山さんにはもっと友達います。はい。

ボンバーハートは完全に私が考えた超てきとーなものだったりしています。今さらですが。これ触れ忘れたわ。イメージとしては匿名ラジオが始まったときからその爆弾はずっと存在していて、今まで存在を認識してないだけだった、と言うイメージの元書いております。ようするに最初会ったときから恐山さんはこのラジオに対しても思いがARuFaさんよりあるイメージでした。あくまでイメージなんですけど。ここでも気持ちの葛藤が現れています。期待するな、希望を抱けば抱くほどまた絶望する。だったらこのまま何回も繰り返す世界線で、ずっと一緒に居られたら言いじゃないかという気持ちです。何よりまだこの恐山さんは狂気にまみれているので、ハッピーエンド方向に思考回路がシフトしていません。そのため私たちのラジオがなかったことにされてしまうくらいなら、何度もあったこととして、クソみたいに繰り返してもいいじゃないか、と言う気持ちです。わー、自分で書いていて暗いですねー(本音)

後ここで少しだけ確信というかその後の話のネタバレ要素になるわけですが、ARuFaさんが自分を救おうとしてくれていると言うことをこの前の世界で恐山さんは潜在的に覚えています。それ故に、少しだけ狂気が薄れました。その狂気が薄れた際に流れ込んでくるこの記憶は『二人でこの世界を抜け出した先の世界線にある己自身の記憶』というイメージです。だからこそ知らないはずの記憶を思い出しているというか、頭の中で流れているイメージで書いております。恐山さんも戸惑っておりますが、これは未来の自分が抜け出そうともがいている自分たちを少しでも救おうとしているところだったりします。ただし、狂気にまみれていることと、恐山さんの意識の強さで全てを介入することは出来ませんし、一番肝心なところは二人で乗り越えないと一生乗り越えられないと救おうとしている未来の自分たちはわかっているので、ヒントはあくまで最低限なのです。

この恐山さんはまだわかっていないけれど、二人でいられる時間を少しでも増やしたいという気持ちで誘いましたが、ARuFaさんも明日どうしたらいいかという悩みと、普通にループを繰り返している因果の元で具合が悪くなっております。恐山さんが何で具合が悪くなっていないかと言えば、一応の理由として『狂気にまみれている間はほとんど精神が削れてないから』ということだったりしています。ARuFaさんは良くも悪くも最期まで希望だけ抱き続け、何回ももがいて足掻いて苦しんでいる結果、どんどんとメンタルが削られています。逆に恐山さんは己を保つために希望をなるべく抱かないように、少しでも傷つかないように、とつとめているためループものの影響があまり現れていません。(こんなのここ読まないとわかんないですね、ほんとすみません……)まぁこの辺はわからなくても良いか、と言うイメージで書いて読んでる人に理由を委ねようと思ってたりしてました。

そんなわけで、加藤さんと行くことになります。中身がないのでATMへと行きます。暗証番号がどうしても自分じゃ解き明かせません。恐山さんは自分で設定したという記憶に何故か絶対的な信頼を寄せているので、パスコードを同じものを入れ続けるだけです。けどとある理由によりお金が下ろせません。ここが最終回前の最後の必要なピースだったり。そして改めて、ARuFaさんがいてほしいと言う気持ちにここで包まれます。この記憶は彼のどこかに刻みつけられてます。そして自分が買おうとしている昼ご飯よりも優先的に栄養ドリンクを買いました。明日もしも死ぬとしても、ARuFaさんが苦しんでいるのを放っておけない恐山さんの優しさです。狂気にまみれていませんここでは。ボンバーハートが反応した際に狂気にまみれるイメージです。イメージでしか書いてません(おい)そしてARuFaさんがいないと、っていう気持ちにさせられるような出来事ばっかりあるのが苦しかったりもしてます。あぁ、悲惨である。書いたのは私ですけど。

こうしてARuFaさんのことを考え、先のことも考え、介入できる力が介入して、考え込む恐山さんのシーンです。書いてないですが、書いてない世界線の他にもやり直している世界線はいくつかあります。この小説に書いてある世界線以外にも。この世界線はあくまで『ハッピーエンドにいくときの世界線の最短ルート』しか書いておりません。いや、正確に言うとそこまで行く過程の世界線というイメージでしょうか。恐山さんがARuFaさんのことを全然気にかけず、狂気が一瞬でも和らいだときがなくどうしようもなく青酸カリで殺されるだけの世界線とか、あるはずです。書いてないですけど。とにかくそれだけARuFaさんも恐山さんも繰り返していました。そこまで書くと私が死ぬのでご勘弁ください。~の世界線もあったんだろうな、と言う妄想いつでも募集中です。大体あります。

人生は一度きり、と思いつつも確かに私はここじゃない世界線で、この人を巻き込んだことがある、ような気がする、と言う気持ちです。恐山さんは忘れてないけど忘れているふりをしています。おそらく己自身の罪悪感に潰されないように。忘れられるわけもないんですけどね。ただ、彼にとってARuFaさんを巻き込んだとしても匿名ラジオが続けられる世界線、あの爆発を避けての向こう側にいきたかったのです。例えそれを望んでるのが私だけだったとしても、と言う気持ちです。

そして最後のシーン辺りです。助けて欲しい。けど、助けられないんでしょう? と言う気持ちです。全てを委ねて、助けて、と信頼するのが怖かったりします。希望があればあるほど絶望も大きくなるのは事実ですから。恐山さんは助けられるはずもない、と思いつつ、心の本音はこの人なら私を助けてくれると言う気持ちがどこかにはあるはずです。だからこそ、抵抗はしませんでした。そんなとき、ARuFaさんの『匿名ラジオ、始めてよかったよ!!』が聞こえてきます。ボンバーハートの爆発条件としては勿論時間経過なのは事実なのですが、感情とリンクして爆発するというイメージで書いたので、爆弾が少しの間だけ伸びました。それはARuFaさんのその言葉で恐山さんの信じたいと言う気持ちが狂気を飲み込んだからです。そして、狂気を飲み込んでいる間は、自分の未来の記憶が入り込みます。だからこその、奇跡。だからこその、ヒントです。頑張る人間は救われるべきだと私も思っている人間なので。恐山さん自身もこんな風になる世界線は初めてで本当にびっくりしています。壊そうとしても無駄、止めようとしても無駄、何をしても無駄だったからこそ、恐山さんは心底驚いています。きっと一人で爆発して終わる世界線もあったんだと思います。きっと(おい)

そして最大ヒントがこちらです。4けたの数字、一番忘れたくない日。ここで読者もピンときたかたはいるんじゃないでしょうか。始めてよかった、と言われた言葉からも。『何度だってやり直すしさ! 俺は、主人公なんだからっ!!』 ARuFaさんはこのヒントもあり、恐山さんが少しでも狂気にまみれておらず、優しい言葉をかけてくれたのが彼の中の希望の光に包まれます。例えこの世界が闇しかなかったとしても。恐山さんを救いたい、恐山さん自身を取り戻した……? と困惑しつつ、勿論とても嬉しいから。


そんな感じの第3話でした。結構ここで物語が動いた感じがありますね。それでは、第4話後書きでお会いしましょう。

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