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目指すものがありますか

催眠術師としてセンスのあるなしは別としてある程度のラインから先は上手い下手と云うのは無いと思っています。
そこにあるのはその人そのものです。
出せるもの提供出来るもの持っているものがその人の催眠術を構成しているのです。

で、ある程度できるのに今ひとつその人の魅力が発揮されていないなぁと思われる人に共通した特徴なんですが「何者になりたいのか」が感じられないのです。

お話を伺うと大体「上手くなりたい」と仰るのですが「こんな催眠術師を目指している」って言わないんですよね。
で、更に具体的に教えてくださいと言うと考え込んでしまったり漠然とした回答が返ってきたりします。
また多くの場合、漠然と「上手くなりたい」と仰っている方は技術にばかり着目して追い求めているように思えます。
上手い🟰催眠誘導の技術に長けている人と思っているのかも知れませんが、それは違うのでは無いでしょうか。誘導してからどうするのか?はありませんか?
ゴールの設定を見誤ってはいけません。

これ催眠術で考えるからわかりづらいのかも知れませんね。
例えば野球だったら、どのポジションの選手になりたいか?攻撃の出来る選手?守れる選手?それぞれの役割と持つべきスキルや知識、練習法など違って来ますし、その上で更に個性を活かしているはずです。
音楽で言えばとりあえず人がいれば誰でも良いよと云う人がバンド組むと大抵つまらないバンドになります。

ポリシーってとても大切なのです。
自分がどうあるかイメージできればその為に学ぶべき事、身につけるべきことが見えてきますね。

催眠誘導してから「あら、かかっちゃったよ。さてどうしようかな」なんて考えるのは自分のイメージができていない証拠です。
ちょっと枝切って離れてタバコ吸いながら考えて、またちょっと切って遠くから眺めてなんて云う昭和の植木職人じゃないんだから(笑)
催眠に必要なのは技術や理屈よりも催眠以外の知識・経験・体験で、それを活かせないと魅力ある催眠術師にはなれず、その他大勢にしかなれません。
Twitterでもオーラを放っている人は発言の中に確固たる自分を出している人達ですよね。

勿論そこそこ出来れば良いと云う方は難しい技術追わなくて良いです。楽しみ方は人それぞれなので出来る範囲で楽しめば良いと思っています。

もしあなたが一歩先を目指したいけれどどうしたら良いか悩んでいる方であれば自分が何者になるかイメージすると良いでしょう

センスを磨き上手い術師になる為のお話でした。

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