チケキャンの終了とチケットリセールサイトに思ふこと

一時期はこじるりのCMでガンガンいこうぜ!状態だったチケキャン(チケットキャンプ)がサービス終了との発表がありました。

チケットキャンプのサービス終了につきまして | チケットキャンプ https://ticketcamp.net/pr/2017/12/27/news_1227/

リセールサイトのあり方が問われているのは今に始まったことではないのですが、大手サービスの終了することで、チケットリセールに関しては一気に流れが変わってきそうだなと思い、思うがままに筆をとってみます(まぁ、筆じゃなくてキーボードなんですが)。

チケキャンとぼく

思ふことというタイトルの割に、実際使ったことがあるのはたった2度なんです。売るほうで1回と、買うほうで1回。

売るほうでは、誤って取ってしまった演劇のチケットを出品しました。誤って取ってしまったチケットなので、チケット代と発券手数料分をあわせた金額で設定し、無事に販売できました(チケキャンのシステム手数料が別途引かれるので実際はマイナスでしたが、そこは販売手数料と割り切って別にいいやと)。

買うほうでは、大好きな声優さんのライブでCDを買わないと抽選に参加できないということで、CD複数枚買って複数応募するも惨敗したため、チケキャンに手を出してしまいした。(いつもはファンクラブ経由で手に入っていたので、チケットのリセールサイトにお世話になる事自体があまりなく。また、このチケットはファンクラブ経由での抽選販売もありませんでした。)

チケキャンを利用しちゃうと自分の都合のいいようにしか考えなくなる

で、先日、また大好きな声優さんがライブをすると言うので、ファンクラブ経由でチケットを申込んだのですが、千秋楽だけ取れないという初めての事態に陥りました。Twitterで関連ツイートをウォッチしてましたが、いままで90%前後はあったであろう推定当選確率は約30%に。これは由々しき事態です。

ファンクラブ先行に落ちた自分はチケキャンを覗きます。

落選した千秋楽のチケットが大量にかつ、いままでにないほどの高額で出品されています。しかもファンクラブ先行のチケットがです。

ファンクラブ先行チケットは、ファンクラブに加入しているファン自身がライブに参戦するために買うのであって、即座に転売するのは悲しみと怒りを感じるわけです。この人たちが転売しなければ自分も当選できたはず、高額転売ヤーは悪だと。

でも、そんな転売ヤーから過去に買っているんですよね。自分も。だから本来であればそんなことを考える資格すらないわけで。自己中の最骨頂に陥るわけです。少なくとも自分は。

リセールサイトの問題点

僕の考えるものは次かなと思ってます。もちろん他にもあると思いますので、これが全てでもなければ絶対でもないです。

・チケット価格の定価との差分はアーティストに入らない
・高額で買うことによってグッズに購入にお金が回せなくなる可能性(アーティストへの収益が減る可能性)
・高額転売目的でのチケット購入により、当選確率が下がる・チケットの座席番号を伏せたまま販売できちゃうので、転売チケットの座席が判別しにくい・購入者の受取ご問題なければ入金される仕組みなので売る方も買う方もリスクが小さくなった...など

こういった問題はあるにせよ、お金を積めば簡単にチケットが買えてしまうというのが根幹なのかなと思います。資本主義な国なので高額転売を否定するつもりはないですが、本来手にするべき人にチケットが渡らない、本来入場できない転売チケットでも入場できてしまうといった不公平感を解消できる材料が少ない気がします。まぁ、昔からダフ屋は存在していましたが、それがもっと身近に目に見えるようになってしまったことで問題が広まった気がします。

イベント主催者側の問題点

じゃぁ、イベントを主催する側には全く問題がないのでしょうか?というと、こちらはこちらで問題があると僕は見ています。

ファンクラブ経由のチケットなのに、会員証の提示なく入れてしまう

入場時の会員証確認に時間とコストがかかるのは承知ですが、先日参加したファンクラブ会員限定イベントは約1万7,000人の参加者すべてに対して会員証の確認をしています。そう考えると、通常のコンサートでもやればできてしまうと考えられるのですがそれを運営がやらない不思議。(※ファンクラブ優先は原則本人がいないとアウトなので、本人がどうしても来れなくなったときのための対策は取るべき。その点は次の項目で。)

チケットマッチングシステムを採用しない

チケットをとったが都合でいけなくなった人と、購入申込者の中でその日のチケットがほしい人をマッチングして定額で譲渡するシステムがあるのですが、僕が好きなアーティストさんのライブでは導入される機会が減ってきました。僕には理由がわからないのですが不都合な事があるのでしょうか。。。当選確率を上げ

公式リセールサイト「チケトレ」の利用が進まない

音楽業界公認のリセールサイト「チケトレ」というのが登場したのですが、手数料10%と振込手数料が出品者と購入者の双方にかかる上に、郵送料は出品者持ちというシステム。多少の料金はかかるのが仕方ないにせよ、同じようなシステムであれば、せめて送料や出品者がチケットの発券に要した発券手数料が出品者側で上乗せもできるチケキャンや中堅のチケット流通センターに流れてしまうのは至極当然な話です。

チケット販売サイトの「ぴあ」ではライブに参加できなくなってしまった人のために、発券前に限り定額でリセールできるシステムが導入されてまして、各チケット販売サイトでもこういったシステムが広がると良いなと思ってます。「イープラス」でも同様の仕組みはあるようですが、公演ごとにリセールのできるできないがあるみたいです。

円盤商法がひどい

これは一部のジャンルに起きていることですが、そもそも円盤(CDやBD/DVD)を買わないと、ライブチケットの先行抽選販売にも参加できないというシステムが存在します。円盤を買うと抽選券がついてくるので、たくさん円盤を買って抽選に応募すれば当選確率はわずかながら上がります。それがCDであれば1,000円~3,000円程度ですが、BD/DVDだとするとその何倍にも跳ね上がります。

しかも、その先行で提供される席の割合が高ければ高いほど、この抽選に当選しない=絶望を味わうことになるので、それはそれはみんな円盤購入に殺到します。円盤を売る口実とはいえ結構エグいです。

某、握手券商法と似ていますが、握手券はまだ実際に参加できるだけあって可愛く見えます。

リセールサイトによる高額転売を防ぐには…

長くなってしまったのですが、高額転売を防ぐにはおそらく次の2つかなと思います。

・◯ャニー◯や◯塚を筆頭に主催者側がチケキャン同様にして各リセールサイトを追い込む(ただ高額販売自体は違法ではないので、これによってどれだけアーティストが被害を被るかを伝えていく事が必要)

・主催者側の努力(ファンクラブ先行チケットの確認、公式リセールを活用して転売を防ぐ)

これって片方だけではだめで、両方の策が必要な気がします。たぶんこのまま行ってもいたちごっこなだけが気がするんですよね、ヤフオク、メルカリはすでに高額転売はできないので大手に流れることはないですが、中堅リセールサイトはまだ生きていますので、舞台が変わっただけです。

最後に

長くつらつら書いたんですが、リセールサイトを嫌う気持ちも、使いたい気持ちもどちらも分かるんですよね。なぜなら手段として最短でお金で解決できてしまうから。だからこそ正規で当選できなかった人から見れば悪に見えるし、むしろチャンスだといって善にも見えるし。

とはいえ、本当に参加できない人への対策もおざなりだし、円盤商法によって売上を上げると同時にプレミアチケット化もしてしまっていますし、もちろん円盤が売れないとライブも開けないので気持ちはわかりますが、何らか対策に動いてくれても良いんじゃないでしょうか。高額でも手に入る機会が1つでもあれば高額転売はなくなりません。個人的にはそういう機会を全て潰してもらえたほうがむしろ諦めがつきます。そう思いません?

ちなみにこのエントリー、タイトルにもある通り思いふけっているだけの駄文なので、ヤオイ的な文章になってますがお許し下さい。異論もたくさんあると思いますが…。

追伸

ちなみに話に挙げた千秋楽のチケットですが、一般販売で奇跡的にチケットがLoppiで取れました。Loppiだと端末の数が決まっているので、Webよりは繋がりやすいみたいで、意外とすんなり取れました。Loppiおすすめです。

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Hiroki Tanaka

北参道で運用型広告のコンサルティングとブログの編集、社内の業務支援をしています。水樹奈々さんクラスタ、ライブ遠征で全国を回って新たな知見を得るのがライフワーク。Google 広告 広告主コミュニティのトップコントリビューターも拝命しました。
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