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自己肯定感の高い不登校児の育て方

えー。
先日。
自己肯定感の低い元不登校児の記事を書きましたが(彼に起きたいくつかの問題は解決し、このところは明るい顔をして生きていますのでご安心ください)

いま我が家には、めちゃくちゃ自己肯定感の高い現役の不登校児がいます。

昨日ふたりきりで出掛けたので、長男の話をしました。
私「お兄ちゃんが『学校に行かなかったことを人生の失敗だと思って悔やんでる』って言ってたんだよね…。」
娘「え?そうなん??お兄ちゃん、めちゃくちゃフツーじゃん。」
私「まあ、いまは不登校の子も多いけど、お兄ちゃんの時は、まだまだ少なかったんだよ。それでさ。私も今みたいに『行かなくていいよ』って言ってあげられなかったから、お兄ちゃんも安心して暮らせなかったと思う。お父さんも学校に行けって怒ったりしてたし。だからお兄ちゃんは学校に行かないのはダメなことだと思ってるんだよ」
娘「へー?そうなんだー。」
私「ところで、あなたは、学校に行かないことについて後悔とか…。」
娘「全く、してませーん!笑」
私「笑。ま、してないように見えるけどもな!笑」
娘「学校に行かなくても、私、本も読めるし、勉強もそこそこやってるし、家事もできるし、健康だし、別に心配なことない。ママもそう思うでしょ?笑」
私「確かにねぇ。大丈夫そうに見えるわ。」
娘「でしょっ?!」

次女の、この自己肯定感の高さよ!!笑


次女が学校に行けなくなってすぐに私は、長男が不登校になった時に得た経験を総動員して、次女が安心して過ごせる場所を作った。

そして、毎日せっせと声をかけた。

「学校に行かなくても生きていける。」
「学校に行かなくても、あなたは素晴らしい。」
「私は、あなたを愛しているし、あなたの幸せを願ってる。」
「あなたは必ず幸せになれる。だから大丈夫。」

そうして。
次女の生きる気力が薄れないうちに、学校に行かなくとも、すくすく育てる環境を整えた。

その結果、次女はいま。
「生きていて楽しくて幸せ」だと、なんの躊躇もなく言葉にしてくれる。

端から見ていても、次女は楽しそうだし幸せそうだ。

息子が私にくれた経験が、いま、次女の生きる環境を作っている。
そして。
親の不出来によって息子には辛い思いをさせたが。
息子はまだ22歳。
まだまだここから。
彼は更に伸びる。
そして巻き返す。
彼にはその力がある。

私は、そう、信じている。

誰の人生においても。
失敗なんて、ない。

なにごとも経験。

経験だけなのだ。
人生にあるものは。