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今日は親友の誕生日-お誕生日おめでとう

今日は親友の誕生日。

彼女と出会った時、私は15歳だった。

母親のヒステリックな怒号にさらされながら生きていたが、それでも、この状況はマトモではないと気がつきはじめていた頃だ。

幼い頃から母親の否定的な意識と負の感情の捌け口となっていたため、当時の私は、かなり自己肯定感が低く、辛さを抱えて生きていた。


彼女は目立つ存在だった。
私もまた、それなりに目立っていたらしい。

渡り廊下ですれ違いざま「さくらさん、結構飲めるらしいじゃん?今度一緒に飲もう?」と声をかけられた。

それから。

仲間を交えて一緒に飲むようになった。
気が合うなと思った。
話せば話すほど彼女と過ごす時間が大切なものとなった。

そして気がついたら。
朝も昼も晩も共に過ごしていた。

幼い頃からずっと、自分は生きる価値が無いのだと思いながら生きていた。

そんな私に彼女は何度も言ってくれた。

「さくらは最高!」

それから。

私は前を向けるようになった。

私は上を向けるようになった。

あの時の彼女との出逢いと、共に過ごしていた時間が、いまの私を作ってくれている。

この世で彼女に出逢えたこと。

それが私の一番の奇跡。

ありがとう。
私と出逢ってくれて。

誕生日おめでとう。

あなたに幸せな時間がたくさん訪れますように。