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【注意文追記】「お宅の息子さんが私のことを殴りました。話し合いにならないので今すぐに来て下さい」

【お読みになる方へ】※ご注意ください
「夫婦喧嘩における暴力を容認する」という意図の記事ではありません。
また、このとき本当に暴力があったかどうかも、その場にいなかった私には知り得ません。
そして「暴力が行われたのか否か」を追求するために私が呼ばれたわけでもありません。

子ども(この場合は息子の妻)から「助けて欲しい」との知らせを受けて駆けつけ、その場で私が「親として子ども夫婦のいざこざに、どのように関わったか」という記録記事です。

また記事にはできない背景もあり、私の筆が拙いこともあり、誤解をまねいてしまう側面が多くあり、不快に思う方もいらっしゃったようです。
その点については深く反省し、今後は多くの方の目に触れる可能性があるということを念頭に記事を書いていきます。

その自戒を込め、一度下書きに戻したこの記事を表に出すことにしました。


確定申告の書類を作りに息子家族が家に来るというので、のんびり待機していたところに、息子の妻「あーちゃん」からの着信。
「夫くんに殴られて、もうどうしたらいいかわからない!いま家にいるので来て下さい。」
思い詰めた固い声。

息子夫婦は若さゆえ?衝突すると激しい喧嘩になることが多い。
それでも、しばらくすれば仲良しに戻ってくれるのだが、諍い自体はとっても激しい。
まるで子ども同士の喧嘩のように、感情を剥き出しにする。
それでも15歳から8年も一緒にいるのだ。
切っても切れない絆も愛情もあるのだろう。
それでも、諍いは起きる。

…。
アレか。
犬も喰わないヤツか…。

「わかった。すぐに行くね」と電話を切る。

「はーあ。」と大きなため息をつくと、隣で次女がニヤニヤしながら「大変だねぇ。笑」と言った。
私「ん?聞こえてた?」
娘「スピーカー、オンになってたよ?」
私「しゃーねー、いってくるわー。」
娘「子どもたちと孫のために頑張って~。笑」

へいへい。

というわけで息子の家に馳せ参ずる私。

到着すると、あーちゃんが泣きながら出てきた。
あ「さくらさんごめんね、ふたりじゃ話にならないから…。」
私「いーよ、いーよ。私は大丈夫だよ。」
そう言って、あーちゃんの背中をさする。
あーちゃんが泣きながら状況を話しているところに息子が孫を抱えて登場。

息子「んで?どーすんの?俺の親呼んで?おまえんちの両親も呼んだら?で?警察は?呼ぶって言ってたんじゃねーの?離婚したい?ならいつでもしてやるよ」

あー…。
犬も喰わないヤツっすわ…。

あ「殴ったこと謝って!」
息子「謝っただろ?それだったらお前も、俺のこと殴ったことと首絞めたこと謝れよ!」

あー…。
犬も…。
笑。

神妙な顔をしつつ、あーちゃんの背中をなで続ける私。

目の前で勃発する若い夫婦の罵り合い…。
いつもの感じだ。

隙を見て息子夫婦にバレないよう、孫に変顔をする私。笑

息子「もう、いつまでこんなこと繰り返すつもり?茶番だよ、茶番。くだらねー。」

あ!
言っちゃった。笑

泣き崩れる、あーちゃん。

私「まあ、夫婦でいるって本当に大変なことだと思うよ。一緒にいると煮詰まるだけだから、とりあえずひとりで考える時間を作ってさ。本当はどうしたいのか、ゆっくり考えてみるのはどう?子どもがかわいそうだから離婚しないとか、そういうことは無しにして、あーちゃん自身がどうしたいか、ゆっくり考えて。ね?」

そうして、息子と孫は我が家に来て、確定申告の書類作り。
先ほどの件には一言も触れない息子と私。

まあさ。
あそこで息子の味方をするような馬鹿親でもないし。
息子もそれは理解しているようで。
二十数年寄り添って生きてきたのだから、どう立ち回るのが良いかという考え方は、きっと似ている。

その息子が。
「いつでも離婚してやる」って言ったってことは。
まあ、よっぽどだったのでしょう。

敢えて聞くまでもない。
それに、聞いたところで私は当事者ではない。

無事確定申告の準備を終え「じゃあ帰るわ。」と息子。

私「泊まっていってもいいよ?」
息子「いや…。明日仕事だし…。まあ、帰った方がいいと思うから、帰る」

そかそか。

私「またおいでね」
息子「ってか来週には引っ越してくるけどね」

そうだった!笑

息子と孫が帰宅し。
しばらくしたら、あーちゃんからラインがきた。

「今日は、さくらさんを巻き込んで本当にごめんなさい。でも、さくらさんが来てくれて安心したし、ひとりでゆっくり考える時間が出来て落ち着きました。わざわざ来てもらっちゃって本当にごめんなさい」

ラインを返す。
「大丈夫だよ。夫婦のことは、どっちがどうってわけじゃないだろうし、口を出すつもりも全然ないけど、あーちゃんが心穏やかに過ごせるのが一番いいって思ってる。何か役に立てそうなことがあれば、いつでも言ってね。」

あーちゃんから返信
「優しい言葉ばっかりで本当に泣けてきちゃう。夫くんのこと傷つけちゃったから、さくらさんは怒っても当然なのに…。」
そして続くライン
「今日ひとりでゆっくり考えて、やっぱり夫くんと子どもと家族でいたいって改めて思えた。だから、これからも頑張ります。迷惑ばっかりかけてしまうけれど、これからもよろしくお願いします。」

そかそか。
「息子と家族でいたいって思ってくれて嬉しいよ。こちらこそ、これからもよろしくね。」

犬も喰わない。
が。

まあ、これを繰り返して進むのがきっと。
夫婦ってものなのでしょう。

途中で投げ出しちゃったから知らないんだけどさ。笑

でも。
みんなが幸せだと思って生きていって欲しいなぁ。