まずいことになった

などと言いながら文章など書いている。

僕は緊張しいで、嫌なこととか悩みとか取り返しがつかないなぁ、まずいなぁどうしようとか思い始めるとパニックになる。頭が重くなって何もできなくなってしまうタチだ。それを解消するための儀式みたいなものだ。

東浩紀さんが昔「書くことによって考える事に惹かれて文章を書くようになった」と言っていた。(もちろんレベルは全然違うのだけど)それは僕も似たようなところがあって、言語行為っていくつかあるけれど、発信するのは書くかしゃべるの二つで、しゃべるのは好きじゃない。

しゃべる場合だれか聞き手がいればよいが、独り身だし、友達もいないし、いたとして、いちいち付き合わせるわけにもいかない。振り返りたいなと思えば、録音すればよいが、自分の声って気持ち悪いなとか、どもったりとかえー、だの、あのー、だのが気になってしょうがない。しゃべると思考の整理にはなるが、深めていくのは難しいと思う。

でも書く場合、文章の旨さとか明快さとかは別にしても、ピュアな情報なので後で読み返すのも楽だし、書きながら情報を整理しつつ、全体を眺めることもできる。書く速度も自由だし。というわけで余裕をかましているように見えて実は焦っている。

子供のころは、きつかったことを何かしらで残しておいて、後で見返したりしてあの時きつかったわと感慨深げにするのが好きだった。そういう性分もあるのだろう。さあ悠長なことは言っていられない。

問題は金がないのと、仕事がない。

前の記事まではプロ無職だとか言って楽観的なことをやっていたが、忘れていた。住んでいる家の更新時期が来月らしい。契約の時にそんなことはきいていたけどこんなギリギリに連絡するかね・・・いや僕が悪いのだろう。

更新に10万くらいかかる。それとは別に家賃がかかる。問題は無職になっていること。無職になったことを連絡していなかったので、再度審査が必要だ。その審査に引っ掛かりそうだ。

じゃあかといって更新料10万きついから引っ越そうとも考えたがその場合も審査でひっかかる。引っ越しの場合でも金は何とかなると思う。というか日雇いでもクラウドソーシングでも不要品売却でもなんでもやれば何とかなる。計算したところなんとかなるのは分かった。そう問題は金じゃない。ボトルネックは無職であることと判明した。

前の記事がきれいにフリになってしまった。やっぱプロ無職から足を洗います。まあでもとりあえず明日、無職だと不動産仲介業者に連絡しよう。あとは急いで金をつくろう。就活の実績をもっとちゃんとつくって誠意をアピールしよう。ふう、プロ無職が聞いてあきれるな。

「もう決まると思うんですけどねぇ」「家賃は払い続けられるんですけどねぇ」なんていえばいちころよ。いや、それは大家的にはそうかもしれんが、問題は機関保障だからな。年収要件とか引っかかるんだろうな。うーん詰んだかなぁ。宙ぶらりんになっているからきついんだけど、答えは連絡しないとわからない。

自分の考えとしては今の家って家賃高いからもっと安いところにしたい。よくないけど金借りて安いところにいくべきか。いや結局これも年収要件にひっかかるな。定職って大事だ。20代も後半になってやっと気づくとは。失ってはじめて気づくってこういうことなのだろうな。うちの身内はまだほとんど健在だし詞になるような恋愛もしたことないし。

とはいえこれまで家賃補助とか使ってこなかったからな。これも実績にはなるのかな。まあ本当は使うべきなのだろうけど。まずちょっとだけ足りないんだよねこれ。それくらい家賃高いのだ。これもいろいろ理由があってこんな状況なのだけど、それも自己責任だ。振込の期日が一律で決まっていて、しかも大家に直振り込みなので使いにくい。うちは保証機関による引き落としだからその調整と、余った分の事後振り込みとか手続きが多すぎるし説明も大変だ。だから使わなかった。

いや使えよって言われそうだけど、前の家でそれやろうと連絡いれたら断られたこともあって。はい、無職期間が二度あったということです。(読者を意識してしまったように見えるが、あくまで未来の自分が読みやすいようにという配慮。などと書いている注釈がもはや自分以外の読者を想定している。ああ矛盾って嫌いだ)なんというか、大家とかに説明がとても大変なので使っていない人も多いんじゃないだろうか。

そうすると、家に頼れってはなしになるんだろうけど、それは無理くさい。なぜならうちは貧乏だからだ。家のローンとかあるのだ。しかも認知症の祖母も住んでいる。迷惑はかけられない。多分だけど生活保護申請したら普通に通るくらいには厳しいと思う。

叔父叔母も僕なんかよりも大変な事情があるので。こういうのって家系なのかね。社会的弱者になりがちな家系。性分ということなのだろうが。そういう人に取材をしていた自分がそうなるとはいや、勉強になった。なるほどこういうことなのかと分かった。

まあでもそういうことで金は何とかなるのだけど、無職がネック。

いろいろ書いてまとまったな。結局仕事を探す。正社員になる。第一目標は引っ越しできないか探る。無理そうなら引っ越さないで済むようにする。

これくらい書かないと整理できない。これが頭の中だけで処理しようとすると結構きつい。ここまでで2000文字位はあるっぽい。原稿用紙5枚分。しゃべるわけにはいかないね。これなら今日の寝る前でも、明日でも見返せる。もちろん未来の僕でも。

さあどうなったのかな。未来の僕よ。冷や汗をかきながらも平静を装っている今を思い出し郷愁しているかな。誰に対して装う必要があるのかはさておき。あなたがいるということは多分何とかなっているのだろう。いやなっていないのかもしれないね。だから決めているのだけど、何とかなった時しか振り返らない。というかこういうのって振り返れないでしょう。

ああ、まずいことになった。

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