見出し画像

2024年4月②

「にんげんっていいな」
有名な歌のフレーズですが、私は心からそう思います。
大学受験の際、私は理数科に所属しながら文系の大学を志望したため、文系の入試対策はしづらい環境にいました。ですが赤字状態だった自営業の両親がどうにか塾に行く資金を用意してくれたり、高校の先生方が教材をくれ合間を縫って教えてくれたり、知人が差し入れをくれたりと、沢山の人が私を支えてくれました。その時に「私はこんなに多くの人に囲まれてるんだ。私の為に動いてくれる人がいるんだ。」と気づきました。その時、それまで自分に向いていた矢印が他に向いたような気がします。

 大学では外に向いた矢印をフル活用してた結果、友人や知人も増え、留学の為に毎日バイトをし生活費を払いながらも貯金をしていることを知ったバイト先の社員が、収入が多くなるよう工夫してくれたこともありました。また入学してすぐに「子ども兵」というテーマに関心を持って、個人的に調べたり関連しそうな授業を積極的にとるなどして勉強しました。元子ども兵を支援する団体でインターンを始め、2年休学して活動地のウガンダにも行きました。初めてのアフリカという大陸は見た目も文化も全く違う人々がいるところです。現地の言葉を少しずつ覚え、溶け込もうと努力するうちに次第に「外国人」から「家族」や「友達」の分類に入れてもらえるようになりました。インターン生として「支援する」団体に所属していたにもかかわらず、ご飯を作ってもらったり、家に泊めてもらったり、言語を教えてもらったりと、結局ここでも私は助けてもらっていました。

 これらの経験から、きっと私が他に関心を持って、理解しようとしたから、相手も私を見ようとしてくれたし、その時頑張っているように見えたら「助けよう」と思ってくれたのではないかなと思います。更に人と話してみると、みんなそれぞれ、考え方、趣味嗜好、話し方、全てにおいて違います。一人一人が違ってとても面白いです。時には対立することもありますが、そこから学んだり自分の想いや考えが深まることもあります。だから私は人間は魅力的だと思うし、その人間と話すのが好きだし、そこで得たものを他の人と共有したいです。

 私はジャーナリストになりたい。それはいわゆる記者ではありません。人の心を動かせるという意味ではインフルエンサーともいえるのかもしれません。できごと・物事からfunnyではなくinterestingの方の面白い要素を見出して発信し、それに興味を持ってほしい。そのモノゴト・できごとの中にも誰か人がいます。もちろんテーマによって難しいことも多いですが、それでも可能な限りその出来事が前進する形で発信したい。関心を持つことで理解も進むし関わろうとします。その一歩手前の、関心を持つには「知ること」が大事です。だから私は「知る」を「もっと知りたい」、さらには行動にまでつなげられる発信をして、みんなが互いに興味を持ち合う世界にしたいです。

この記事が参加している募集

新生活をたのしく

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?