彼らにとって白人とは。

「髪ふわふわ、サラサラだね~。切ってちょうだいよ~」
「お金ちょうだい」
「白いの良いね」

これが3大ウガンダの人にうらやましがられる/ねだられること。

やはり彼らにとってのムズング(=黒人以外)は、テレビに出る人だし、お金持ち(≒教養がある)です。だからこそ憧れや”上”にある(表現が間違っているかと思いますがいい言葉が見つからず申し訳ありません。)ものとしてイメージしている気がする。それはやはり植民地支配されていた時代をこえて今日でも西欧、一部アジア地域から”支援”を受けているからであることは間違いないと思う。

彼らがまっすぐに長く伸びることや白い肌を良しとしている(脱色クリームを塗る人がいるなど少しでも薄い方がbetterなようです)こと、裁判官が中世の貴族のかつらをすること、手よりフォークを使って食べる方がステータスが高いと考えられていること、、、などはそれらの一例だと考えられる。

「マスクつけて、お喋りしすぎちゃだめだよ。私たちは強いけどあなたみたいな白人は弱いんだから」
「(興味を持った日焼け止めクリームの説明をして)ムズングは肌弱いもんねー。私たちの黒い肌は強いけど」

これは会話の中で頻繁にでる話題であり、ここからは彼ら彼女らの自信を感じる。ほとんどのウガンダ人は身体的にムズングより強いと考えているようだ。またキテンゲ(アフリカ布)や音楽、料理などの文化にも誇りを感じる。

彼ら彼女らは”白”(ムズング)にあこがれを持ち、一部自分たちの文化を否定する一方で誇りも持っている。

ムズング文化はすでに彼ら彼女ら浸透し文化の一部になっているものも多く、たとえ支配の過程でもたらされたものであってもそれを否定することはできない。キリスト教などは代表例だと思うが、すでに日曜日の礼拝はウガンダの人の生活の一部だし、彼ら彼女らのマインドを作り出す一つの要素だ。しかし元々の文化を大切にしてほしいという思いもある。

脱色クリームを使ったり現地の言葉を排除し英語を推進する(現地語が書けない人、現地語がしゃべれない子供が増えている)など何かしらの害が出るものは避けた方がいい。しかし文化は変わりゆくものだから、すでに浸透してしまったものは今のウガンダの文化として認められるべきなのかなと思う。

(これは私の個人的見解です。もし読者がいらっしゃったら反対意見大歓迎です!私の考えをimproveさせてください!)


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