太陽

私は3年間好きだった人がいた。

私が彼を好きだった理由は
優しいとこ
気遣いができるとこ
何事にも全力なとこ
周りのものや人を大切にするとこ
匂い
目を見て話してくれるとこ
(もっとあったと思うけど忘れてしまった。)


でもその人を好きになったきっかけはほんとに小さいことで、落ちたプリントを拾ってくれたり、少しの気遣いができたり、ほんとに小さい優しさが積み重なっていつしか私は好きになっていた。
好きになると彼の優しさが前よりよく見えるようになった。
とにかく優しすぎる!って感じはしないのに、よく見てみるとほんとに優しい人だった。そこが好きだった。
人を惹きつける人だった。男女から好かれてた。

太陽みたいな人だった。
眩しい彼が好きだった。

何度も告白した。
最初に告白した時は夏だった
普通に振られた。
2度目の告白は12月の寒い冬。
直接呼び出して告白した。
2日後同じ場所に呼び出され告白成功した。
緊張しすぎてOKされた後手足が震えて、嬉しすぎて泣きそうだった。

ほんとに大好きだった。
町中の人に自慢したいくらいに。

付き合って毎日が生きてきた中で1番幸せだった。

彼から直接愛情表現は無かったけど、行動から愛情を感じた。

私と帰る前は鏡で自分をチェックしたり、歩くスピードを合わせてくれたり、車道側を歩いてくれたり、LINEは私をピン留めしてたり、

愛情表現されなくても言葉がなくても十分だった。

雨は嫌いだった。ある雨の日ふたりとも傘を持ってたけど、相合傘をして帰った。
いつもより近くにいれて雨の匂いと彼の匂いが漂う空間だった。匂いも出会った人の中で1番好きな匂いだった。彼も私の匂いが好きだったらしい。これは運命だと思った。ずっと好きでいられると思った。

でも別れの日が来るのは一瞬である日突然
「大事な話がある」と言われ
電話で「友達に戻ろ。」と呆気なく振られた。
私の話も聞いてくれないでその電話はプツンと切れてしまった。今までで1番優しくない彼だった。
1番辛かった。
その後は目が開かなくなるまで号泣した。
次の日の学校で、彼を見るだけで泣きそうだった。
とゆうか隠れて泣いた。
目を見れなかった。

なにも無かったかのように過ごしてる彼の姿を見るのが辛かった。


忘れられなかった。時間が経つにつれ思い出がどんどん美化されていった。

別れて1年がたった頃私はピタッと好きじゃなくなった。


今でも彼を思い出す。
綺麗な恋愛だった。 今までで1番本気で1番辛くて1番幸せにしてくれた人だった。


これからも忘れられないんだろうな。

どうか体には気をつけて。
これからも私の太陽でいてね。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?