一番愛していたモトカレの話

恋人として、一番好きであったであろう人のお話です。「愛していた」なんて、大それた日本語をタイトルに置いているが、実際、愛が何かだなんて、語ることはできない。

まず、前置きとして、彼は日本人ではない。

出会いは、小さなグラウンド横の、何の変哲も無い通り道だった。

その道をいつも「Our rendezvous」と表現する彼が好きだった。

カフェでいつも分厚い洋書を熱読している横顔を見るのが好き

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「かたまる」

「何を考えているのかわからない」

こう言われたとき私は固まってしまう。

私の周りの人は嫌な感じでこの言葉を言っているわけではなくて、「わからないから教えて」というときに使う。

とりあえず微笑む。
そして黙ったままでいる。固まっている。
だから相手には全く伝わらない。

申し訳ない気持ちももちろんあるが、「かたまる」のは私の意思表示だ。

だってそのとき説明できないから。
孤独を感じる可能性が

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元彼を貶す女、自分の価値も下げてるんじゃない?

先週、彼氏と別れた女と友達2人と私の計4人でご飯に行った。先週別れた女は、いきなりもう聞いてよ〜と言わんばかりに元彼の話を始めてきた。誰も聞いてないのに。

まず、別れた理由から、その次に元彼がどう最低で自分がどれだけ悪くないかを熱弁してきた。最初は別れたんだ〜くらいに聞いてたけど段々イライラしてきた。別れ話なんて今まで死ぬほど聞いてきたし、別に珍しい話じゃないと思う。ただ、いつも自分にはあんまり

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儚い

予測変換であの人の名前が一番最初に出てくることは無くなった。だって、もう、あの人の名前を入力することは無くなったから。

画像フォルダには私の大好きな笑顔が、昔のまま残っている。私に向けられた笑顔が。

繋いだ手を離すと、少しずつあの人の温度が私の手から消えていく感覚を知った。私の右手にはあの人の匂いが残っていて、胸がひどく締め付けられた。大好きな、この匂いともお別れだ、と思ったその瞬間、まだ好き

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本当の優しさとは

彼は優しい人だった。私を傷つけないために、私に優しい嘘をついて、全部一人で抱え込んだ。

そしてそれを一切私に悟らせなかった。
笑って「俺は大丈夫だから」と言った。
大丈夫じゃなかったくせに。

つらいこと、悩んでること、全部私に話して欲しかった。
話してくれなかったから、最終的に私は傷ついた。
彼の優しさに、傷つけられたのだ。

優しい彼を、私は責めたくない。
でも、その優しさのせいで私たちの関

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9年間女子校育ちがモラハラメンヘラ男と別れた話

はじめてnoteを書きます。

わたしは今年の9月半ばに約1年間お付き合いをした男性と別れました。
振ったのは私なのですが、あれから3ヶ月経ってもモヤモヤっとした感情が拭えず毎晩枕を濡らす日々なので「このままでは一生泣きながら暮らす羽目になるかもしれぬ。自分の感情を整理してスッキリしよう!」となったのです。
そして共感してくれる人がいないかと思い、最近Twitterでよく見かける"note"に書こ

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動揺

今夜は久々に仲の良い後輩達と飲み会をしてきた。急な集まりだったけど、みんな来れて良かった。面白い話も聞けて、良い気晴らしになった。

出かける直前に、好きだった人のInstagramを見たら、最新の投稿が思わぬ内容で動揺した。

彼は、SNSに個人的なことは一切、書かない。本人もそう言っていたし、少なくともここ何年もそうだった。しかし、今日見た投稿はとても私的なことだった。出来事ではなくて内面のこ

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本当に愛した人とは結ばれない運命、誰かが言ってた。

13歳から16歳まで、ずっと好きだった人がいた。

毎日毎日、泣いて喚いて騒いで、超メンヘラだったな…。(自覚ないだけで今でも言われるけど。)

人生でこの人を超えるほど、なんの疑いもなく心の底から純粋に好きになれる人はもう現れないと思う。特に純粋なお年頃でしたし。

でもそんなに好きだったのに、どこが好きだったかが全然思い出せない。

好きだったところが、ただのひとつも思い出せない。なんかもう顔

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元彼を消化してやれ

「元彼のこと思い出してイライラしちゃうことあるよね。私の今後の人生になんの関係ないし、一切未練もないのに」

東京駅の駅舎が見えるエスニック料理店で、女ふたりして「わかる」とうなずき合った。ビールの減りがやたらと早いのは、きっと暑さのせいだけじゃない。

同棲を解消して別れたという友達と、久しぶりに会った。付き合って3年、同棲して1年だったそうだ。

彼女には新しい恋人がいて、私も今の彼氏と幸せな

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