Kindle Unlimitedにしてから読書三昧の日々である。
以前から読んでみたかった一冊の感想などを・・・

齋藤智恵子著. 伝説の女傑「浅草ロック座の母」 . 竹書房. Kindle 版.
https://www.amazon.co.jp/gp/product/B077FBZBKX

踊り子たちの憧れの舞台、浅草ロック座を築いたのが
女性だったというのも驚くべきことだが
交友関係に有名俳優や芸人の話がワンサカ出てくる。
とてつもなく偉大な人だったことがわかる。
座頭市の一件も知らなかった。

不覚にもこの本で目頭が熱くなるとは予想していなかったのだが
昨年夏、浅草ロック座で行われた特別講演で初めて見た雅麗華さんが養女だったということ。
雅麗華としてデビューする話はまるで小説に出てくるような話だが「事実は小説より奇なり」である。
彼女の年齢を全く感じさせない美しさと踊りの素晴らしさは素人の私でも一目瞭然だった。
大人気の踊り子だったことがよくわかる。
現役のときに観に行きたかった。

本書の前半は業界の歴史や各劇場などの変遷を知ることが出来る。
ロック座の名前の由来なども語られている。
後半は涙腺に気をつける必要があるかもしれません。

浅草ロック座にまた行きたい。