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OODAループ:コロナ時代にPDCAでは生き残れない⁉︎


OODAループとは、一生を通してあらゆることに使える世界最速で最強の思考法です。あらゆる所で適用できる戦略の一般理論(grand theory) ともいわれています。「みる>わかる>きめる>うごく>みなおす」の英語の頭文字からOODAループ(OODA Loop)の名称が付けられています。ウーダループと読みます。

コロナウイルスのパンデミックにより、コロナ以前の世界と常識が大きく変わってしまいました。コロナ後の世界は一人ひとりが主体的に考え実行するOODAループが必須の世界です。

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コロナの前後で会社員がどのようになるか見てみましょう。

ビフォーコロナ(通勤時代) ーーー
通勤って地獄ですよ
ウィズコロナ(在宅勤務開始) ーーー
通勤って無駄だったなぁ。
通勤って運動にはなってたなぁ。
アフターコロナ(ノマドワーク) ーーー
新入社員:
通勤って先輩の時代にはあったんですか
通勤を強要する会社はブラックですよねぇ
中堅社員:
通勤ってホント無駄だったわ
広い家に引っ越した
二人が在宅勤務で コロナ離婚 しました
管理職:
PDCAしか出来なくて、ついて行けないんです。
管理職が要らなくなって、コロナ離職 しました
社長:
人望はあったんですが、改革の指揮ができず、コロナ解任 されました。
コロナ後の世界では、一人ひとりが主体的にOODAループ思考で行動するとともに、企業なども自律分散でOODAループを使い経営していくことが必須であるといわれています。

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OODAループは、ビジネスやスポーツそして、ゲーム、受験、就活、婚活、仕事などの日常生活の世界で広まっています。
ビジネスの世界で、シリコンバレー企業などの高い収益性や成長性を実現してきたのがOODAループです。目指す夢・ビジョンつまり成果を組織で合意してから行動します。このOODAループがコロナ時代にはあらゆる人や組織で必要とされています。
スポーツの世界でも、OODAループが優勝のために必須の思考法になっています。例えば世界上位のラグビーチームがOODAループを実践しているのは有名な話です。
OODAループは、幸せな人生を送るための人間的要素を網羅する思考法であり、ビジネスを変える組織論であり、教育現場を変える教育理論でもあります。
一方日本では、OODAループをPDCAと同列に議論することで、OODAループの本質を見失っています。これではコロナ時代に成功しません。

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私たちは、200点を超えるOODAループ軍事理論および兵法や認知科学など関連分野の最新文献を研究し、シリコンバレーと日本の現場で適用してきました。ここで実証されたものが、私たちが提唱しているOODAループ一般理論です。
このページでは、このOODAループ一般理論を次の3つの点で紹介します:
• OODAループとは何か
• 個人向けOODAループの使い方「OODAループ思考」
• 組織向けOODAループの使い方「OODAループ マネジメント」

すべては日本再興のために
先進国で日本だけが賃金は20年以上低迷し生産性は最下位です。
私たちは日本再興のため、シリコンバレー発OODAループを提唱しており、導入が進んだ企業では生産性を劇的かつ継続的に向上させています。

OODAループとは何か

みる・わかる・きめる・うごく・みなおす/みこす
OODAループは、あらゆる所で使える汎用的な思考法です。
OODAループのプロセスは、以下の五つからなっています。
みる (見る、観る、視る、診る) :知覚:Observe
わかる (分かる、判る、解る) :認知:Orient
きめる (決める、極める)   :判断:Decide
うごく (動く)         :実行:Act
みなおす (見直す)       :改善:ループLoop

思い起こしてください。人は誰もが、このOODAループの五つのプロセスで行動しています。

OODAではなくOODAループが重要

図に示されているように、OODAループは、ループが重要な意味を持っています。一方向のサイクルではありません。ショートカットのループで直観を駆使します。このループで世界最速の思考が可能となるのです。

OODAループのPDCAとの違い

OODAループは、PDCAとは全く別物です。要するに、メタ思考法のOODAループが汎用的なネットに接続したリアルタイム処理OSとすれば、継続的改善手法のPDCAは品質管理用バッチ処理アプリです。想定外のこと(VUCA)が起こるコロナ時代にはPDCAで全てのことには適応できません。
PDCAとの違いについて疑問をお持ちの方は詳細をこちらでご覧ください。

組織向けと個人向け

それではOODAループを「組織向けOODAループ」と「個人向けOODAループ」の視点で紹介いたします。

個人向け:OODAループの使い方

「OODAループ思考」
OODAループは、あらゆる分野で適用される戦略の一般理論 grand theory of strategyと言われています。俊敏に判断し行動する思考法でもあります。米軍で作られ世界の軍事戦略を一変させました。現在、広くビジネスや政治そして私生活などで使われるようになりました。
OODAループを身につけると、臨機応変にテキパキと動き、頭の回転が速いと評価されます。顧客や上司そして異性から頼り甲斐があり、心地よいと思われます。

直観でうごく「OODAループ思考」
OODAループを身につけることで、最速の思考ができます。
計画を立ててから行動するといった固定観念を捨てます。計画やマニュアルを鵜呑みにしてはいけません。その場をよくみて、その場で考えて行動します。
堅牢な世界観を作ることができれば、頭の回転が速くなります。OODAループの2番目「わかる」で実際の世界を観て世界観を更新していきます。
人は知らず知らずに癖や思い込みがあり、わかっているつもりが偏っていたりします。わかっていることをうごいて確かめ、みなおしていきます。
OODAループを身につけると、以下のようにして直観力が身につき、瞬時で判断して実行できるようになります。
1. OODAループのプロセスにより、速くなります。
2. わかっていると、みて、直ぐに気づけます。
3. わかっていると、俊敏に動けます。
4. 効果的な動きがわかっていると、結果を出せます。
5. うごいて、検証し鍛錬できます。
6. みなおして、学習できます。
7. 直観により瞬時に決められ直ぐうごくことができるようになります。

OODAループの使い方
OODAループの使い方について、以下のような具体例で説明できます:
  >石橋の渡り方
  >受験勉強が変わる
  >戦闘の仕方

個人向けOODAループ入門書OODAループ思考[入門]
日本人のために書かれたOODAループそのものの使い方マニュアルが「OODAループ思考」です。2005以来のOODAループの実務適用、2015年以来の本サイト等での論文の公開と意見交換、ジョンボイド著作と200点を越える関連参考文献の研究と実務検証に基づいてチームで完成させた力作です。「OODAループ思考[入門]」のアマゾン購入は、こちらです。

組織向け:OODAループの使い方

日本型経営の限界
1990年代までの日本企業は希望に満ち溢れて活気があり、世界を席巻する勢いがありました。しかしその後の日本企業そして日本経済は停滞したままです。こんな症状が起きていませんか?
・前例踏襲ばかりで、事例がないと却下される
・指示待ち社員ばかりで、提案がない
・保身しか考えてない上司たち
・減点評価の人事制度で、誰も責任を取らない
・それで大丈夫かとチェックされるので、完璧を目指し時間ばかり浪費している
このようなドンヨリとした空気は、一人ひとりの士気をなくし活気を削ぎメンタルにも影響を与え、日本型経営は限界に来ています。

OODAループ マネジメント
OODAループを適用した経営がOODAループ マネジメントです。想定外でも迷わない自律分散組織「すぐ決まる組織」です。
シリコンバレー企業など急成長している企業の経営モデルが、OODAループ マネジメントであることから注目を浴び有名になっています。ビジョンに向けて成果を出すことを目指しチャレンジしていく経営です。以下のような今話題の次世代型組織がOODAループ マネジメントです。
• 自律分散組織
• ワクワクする組織
• ティール組織
• ホラクラシー
• ネットワーク組織
• 全員経営
• 幸福経営
• 年輪経営
• 夢中になる組織
• セムラーイズム、マーベリック

ビジネスでのOODAループの使い方
OODAループの使い方について、以下のような具体例で紹介しています:
  >起業の仕方
  >営業が変わる
  >学校教育が変わる
  >日常の仕事
OODAループは以下のような事例で効果を発揮しています:
  >AI 人工知能に人間が勝ち残る力
   想定内の業務は人工知能 AIで置き換えられます。
   人間が役割を分担すべきことが明らかになります。
  >スタートアップ
   起業、事業創成、イノベーション、商品開発でもOODAループが必須です。
   以下の取り組みがより効果を発揮します。
   ・アジャイル開発
   ・リーンスタートアップ
   ・デザイン思考
   ・システム思考

組織向けOODAループ入門書:『「すぐ決まる組織」のつくり方 – OODAマネジメント
OODAループの組織での使い方を解説した入門書が「「すぐ決まる組織」のつくり方 -OODAマネジメント」です。OODAループの長年のビジネス適用実績にもとづく世界初のOODAループ マネジメント入門書になります。『「すぐ決まる組織」のつくり方 – OODAマネジメント』のアマゾン購入は、こちらです。

実際にOODAループ導入をお考えの方々へ

OODAループを導入・適用している組織では、最初に社内向けの講演会を開催されています。講演会で組織内のメンバー全員がOODAループの魅力を納得していただいています。次に社内研修のステップに進まれています。

OODAループ導入に関しての具体化については、こちらを参照ください

OODAループ講演会を検討されている方は👉こちら
OODAループ研修(トレーニング)は👉こちら
その他のお問い合わせは👉こちら



著者:アイ&カンパニー 入江仁之
出典:本論文は2005年以来のOODAループ実装結果に拠る提言です。
脚注:本論文はビジネスにおけるPDCAとOODAループの適用について議論しています。
   私たちは、OODAループを広義のOODAループ理論つまりジョンボイド理論として定義しています。
   本論文はフィードバックに基づき随時、更新しております。
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