イーチャンマン

都内在住30代サラリーマン。共働きで二人の子供を育ててながらスキマ時間で読んだ本の書評…

イーチャンマン

都内在住30代サラリーマン。共働きで二人の子供を育ててながらスキマ時間で読んだ本の書評を書き残そうと思います。書店、メルカリ、図書館、Kindleこだわりなく本を読みます。

最近の記事

[書評] ナナメの夕暮れ

はじめになぜこの本を手にしようと思ったのかは忘れてしまったが、どこかで知って「読んでみたい」と思い、気づいたら自宅に届いていた。読んでみたら面白くて一気読みしてしまった。以下メモ。 書評「人見知り芸人」と言われる著者が、世間で起きていること、世間と自分との関係、世間に対する自分の中で起きる反応への考察などを綴っている。内向的であることは間違いないが、卑屈というわけではなく、むしろ素直な人間性を感じさせる筆致だった。他人に対する否定的な考えがブーメランとなり自分の思考や行動を

    • [書評] 決算書を読む技術

      はじめに決算書関連の軽い本を探していてたまたま手に取った本書について簡単な書評を記します。 書評決算書の理解を助けるためのさまざまな図解の仕方を紹介している。すでに理解している(つもりの)決算書に関する知識がよりスッキリ再確認できた実感がある。著者自身も「あとがき」で言及しているように、初心者向けということでややざっくりした説明になっている部分もあるが、決算書を読んでもしっくりこない、これからはじめて決算書にチャレンジするという人にとって、ハードルを下げてくれる本ではないだ

      • [書評] ファスト教養 10分で答えがほしい人たち

        はじめにTwitterで見かけておもしろそうだったので早速入手して読んだので以下メモする。 書評書店に並ぶ「教養としての◯◯」といった書籍を見たときにモヤモヤを感じたことはないだろうか。ファストフードのように手っ取り早く知識を摂取するコンテンツがあふれる現在、その発生原因について、消費者である現代人のおかれた環境を考察し(跋扈する自己責任論や成長への信仰、それらに取り残される不安など)、そういった消費者にコスパ(タイパ)よく情報を提供している某YouTuberたちを例示しコ

        • [書評] 日立の壁

          はじめに『日立の壁』を読んだのでメモを残します。 書評品質保証部で現場感覚を鍛え抜かれた著者がコングロマリット企業である日立の社長として、日立の価値を高めるために単純な事業の取捨選択だけではなく、日立グループの持つ情報や技術をバラして再構築することで本質的な構造改革に取り組んだその記録であった。 引用&コメント必要なポジション=明文化されたジョブディスクリプションがある職務型ってことかな。人の持つ能力を正しく測ることができて、職務を明確に定義することができないと、そもそも

        [書評] ナナメの夕暮れ