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絶対流行るから知っておけ!Pluggnbの話


みなさんこんにちは!I'chiba'nです。

みなさんはTikTokやリールなど、
ショート動画、よく観ていますか?

今回の記事は
最近、TikTokを始めとしたさまざまなショート動画でよく使われるジャンル、
「Pluggnb」(プラグアンドビー)に関して紹介したいと思います!




Bluggnbとはなに?


фрози - 「supїdo」

みなさんはこちらの曲、聴いたことありますか?
TikTokなどのショート動画プラットフォームで、商品紹介やダンスチャレンジなど、色々なコンテンツに使われているので、多分一度は聴いたことがあるかと思います。

Pluggnbは、ヒップホップから派生したジャンル、「Plugg」と、「R&B」をミックスしたジャンルです。Plugg + R&B = Pluggnb、ということですね。

R&Bは何となくイメージがつきますが、
Plugg というジャンルは初めて聞く方が多いかと思います。

Pluggは、ヒップホップの大人気なジャンル、「Trap」の影響を受けていると知られています。少し柔らかいシンセコード、リードが曲全般に入っていて、その上にSinginRap(歌のようにメロディーをつけたラップ)が乗っているのが特徴のジャンルです。

Autumn! - Nina!


このように、柔らかいヒップホップビートに、R&B的なメロディーや特徴をつけたのがPluggnbです。

「Purity」のシンセリードサウンドを使うのも一つの特徴です。


Pluggnbはなぜ流行りはじめたのか?

jssr x lil shine rnb cute pluggnb type beat "FIRST TIME"

Pluggnbが流行り始めた理由として一番大きいのは、TikTokでの人気、そして「柔らかいダンスミュージックの需要」です。

TikTokはもはや単純にインフルエンサーのダンスをみるSNSではなく、音楽、ファッション、文化などで一番トレンディーなプラットフォームになりました。

この数年、Phonk 、HyperPopなど、さまざまなジャンルがTikTokから流行り始め、多くの新人アーティストとミュージシャンたちがメインストリームに上がってきたのをみると、TikTokはもう単純なSNSを超えて、すごい影響力を持っているプラットフォームになったとも言えますね。

TikTokで流行る=メインストリームでも流行る、ということです。

TikTokの特性上、かわいい曲で踊ったりコスプレなどのサブカルチャーとの相性がとても良かったので、柔らかくてトレンディーなサウンドのPluggnbが、多くのTikTokのクリエーターから愛されたのではないか、と思います。

そして最近、
海外の音楽をよくみると、柔らかいけどダンサブルな曲がとてもいい結果を出していたことがわかります。

PinkPantheress, Ice Spice - Boy's a Liar Pt.2


Newjeans - Supershy

Drum & Bassジャンルのダンサブルな曲を発表し、メージャデビューでの大成功を果たしたPinkPantheress、そして今時のK-POPの女王、Newjeansは、特定のリズムやジャンルを利用して、優しくてソフトな曲にも関わらず踊りたくなるダンサブルな曲を発表して、大きな成功をおさめました。

鶏が先か、卵が先かのような話ですが、
多くのアーティストが幻想的で柔らかい曲を出し、いわゆる「Newjeansぽい曲」、「柔らかいヒップホップ」を聴きたがるリスナーの需要も多く増えました。

それにちょうどいい感じに当てはまるジャンルが「Pluggnb」です。

Pluggnbの今

ILLIT - Magnetic

LESSERAFIM - EASY (Pluggnb Remix)

BTS ,LESSERAFIMなどのグループを制作し、大手レーべルに成長したHYBEの新人グループILLITは、デビュー曲としてBluggnbを選びました。
(正確には、Pluggnbの要素を取り入れたハウス楽曲です。)

またLESSERAFIMは新曲「EASY」のPluggnbリミックスバージョンを公式に発表、K-POPシーンは今、新しいジャンルにとても敏感に注目していることを明らかにしました。
(ただし、当曲をPluggnbだと言えるかは微妙なところです。)

TikTokや一部のファンだけが楽しむジャンルから、メインストリーム音楽に使用されたのは、Pluggnbの商業的成功の可能性が認められた、とも言えます。

ICDTAM - Something 'Bout Love

もちろんその流行りは、アメリカやK-POPだけではなく、日本でも少しづつ始まっているようです。

日本ではまだPluggnbがメインストリームで使用された例がないですが、
(もしあればぜひコメントで教えてください!)
多くの音楽プロデューサー、ヒップホップミュージシャンから注目され、アンダーグラウンドシーンではもう「珍しくない音楽」になってきています。

予想ですが、今年中にこのPluggnbサウンドを取り入れたメインストリームのヒット曲が出るのではないかと、楽しみにしているところです。


みなさん、いかがですか?
Pluggnbの魅力はやっぱり「柔らかくて優しいのにちゃんと踊れる」ところではないか、と思います。軽い気持ちで聴きながらウキウキしたくなりますね。

みなさんもIchiba'nと一緒に、これからPluggnbがどんな形で流行り続けるか、注目してみませんか?


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