見出し画像

「いらすとや」が生んだ楽しいインターネット

noteをはじめとしてブログを更新するとき「どんな見出し画像を使おうかな」ということは悩ましい問題です。

人に読んでもらうためには、見出し画像(アイキャッチ画像)は重要といわれます。例えば、noteのヘルプにも以下のような記載があります。

・見出し画像をつけると読まれやすくなる
noteの投稿データを見る限り、「見出し画像がある記事は読まれやすい」という統計があります。見出し画像の有無で、ページビューやスキ数に数十パーセントの差がつくようです。特別な事情がない限り、すべての記事に見出し画像をつけることを推奨します。(タイトルと見出し画像をつける:noteヘルプセンター


ページビューが数十パーセントも違うのだったら、見出し画像は使いたい。でも、ネットで画像を拾うのは著作権などが面倒で、フリー素材といっているサイトもどれを使うのかわからない。
一方で、自分でとった写真や描いたイラストを載せるかというと、そんな力も時間もなかったりする。

そこで私がいきついたのは、無料イラストを提供するウェブサイトである「いらすとや」さんの画像を利用させていただこうというものでした。

その「いらすとや」の定期更新が1月31日で終わります。2012年1月31日に節分のイラストを公開してからほぼ毎日イラストを更新されていました。

フリー素材「いらすとや」が今月で定期更新中止 作者が発表(産経新聞記事へのリンク)

多くのひとが、街なかで、TV画面で、ふと手にとったチラシで、「いらすとや」のイラストを見ることがあるのではないでしょうか。その種類は25,000を超えるそうです。

なんでもありすぎたイラストに、以下のような動画が作成されるほど。

【いらすとや】「五里霧中」のイラスト、ある?ない?〔Youtube:QuizKnock会議中〕

ちなみに、上記動画が投稿された2020年8月20日の翌日に、「いらすとや」に「五里霧中」のイラストが追加されました(当該ページへのリンク)。

敵をつくりにくデフォルメされたイラストと、同一人物が描くことによる統一感、そして何よりもその物量に、ただ感服するばかり。

「いらすとや」のイラストが多くのひとの作る資料に彩りを添えるようになって、日本全体の制作物のレベルを、一個人サイトの力で、一段階押し上げたといってもいい。そう思います。

定期更新のラストを飾るイラストは、見出し画像にも使わせていただいた「楽しいインターネット」。

今回は何のイラストをつかわせてもらおうかな、と「いらすとや」を巡るその時間は、確かに「楽しいインターネット」でした。


この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?