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[言葉] 箇条書きにつかう記号に迷う

箇条書きの冒頭に置く記号は「・(中点:なかてん)」が好きです。

ふと見まわすと私たちの周りは箇条書きであふれています。学校教育ではとんとその使い方を習った記憶はありませんが、箇条書きについてネットを検索すれば「4項目以上あれば箇条書きにする」とか「項目のレベル感(抽象度)を統一する」などといった書き方の注意事項はでてきますし、箇条書きを取り扱った本などもあります。

では、箇条書きの冒頭に置く記号は何を使うのでしょうか。

手元にあるパワーポイントを開いてみると、箇条書きで選ぶことができる記号は、上記以外に「●(塗りつぶし丸)」や「■(塗りつぶし四角)」「チェックマーク」「矢印」など様々な選択肢があります。迷ってしまいますね。

とういうわけで、企業は箇条書きにどのような記号を使っているのか、何社かみてみました。

LINE社…「・(中点)」

(出典:2019年12月期 第2四半期決算説明会 プレゼンテーション資料より)


ニトリ:「●(塗りつぶし丸)」


(出典:2020年2月期第1四半期 決算説明会資料より)

ライザップ:「▶(三角)と・(中点)」

(出典:2020年3月期 決算説明会資料より)

ほかにも何社か見てみましたが、中点を使っている会社が多いようです。英語では「Bullet Points(ブレットポイント)」というだけあります。

さて、上記のようにいくつかの会社の資料を読んでいて気になったことがあります。

プレゼンテーションのスライド上部、文章の冒頭に記号がついているのです。以下のような感じです。


(出典:楽天 2019年度第2四半期 スライド資料より)

一文の冒頭にある四角の記号、これは何だろうと思いませんか。

ただ私自身をかえりみると、同じような体裁で資料を作るときは、文章の冒頭に記号があるとおさまりが良い気がしてしまって、実際に上記のような記号を置いたこともあります。

この現象、何か名前がついているのか、それともこれも箇条書きといえるのか。迷うばかりの記号探索となりました。


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