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短歌「Lucky Boy」


もう胸に電光掲示をつけてやりうっすらスマイルマークを流す


この鍵は実家のだったと呟いて ごめんねって右耳下げていた


生活はこんなに美しかったっけ歯を磨くたび歯は永らえて


運命があればいいのに辛いなら車海老だって剥いてあげるよ


月は武器 声は振動に過ぎなくて無理に話さなくてもいいから


歯並びが綺麗じゃないしクリスマスソング歌えるから恥ずかしい


おれは詞にあのこは北に行きついておなじ運河をみていたつもり


結局は羽織らなかったカーディガンみたく扱われたこともある


晴れたねえ 学生証を返すときくしゃみしてたね 春だった人


きっとまだlucky boy 革靴でけんけんぱして帰った日には

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