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キャリア迷子のシニアデザイナーが、最高のチームに出会って転職した話

「私、キャリアのwillがないデザイナーなんです。」

必ずと言っていいほど聞かれるwillを問う質問に、後ろめたさを感じながらも答えていた謳い文句は、何度も多くの面談や面接を通じ、最後は堂々と言えるフレーズにもなりました笑

面接官はキャリアのwillを問う質問の回答をアトラクトに使いたいという意思もあったりして、扱いにくい候補者だったかもしれません。

そんなキャリアのwillがないデザイナーが自分自身のキャリアを見つめ直し、最終的に最高のチームに出会って転職した話をします。
結論からお伝えするとヘルステックスタートアップのUbieに転職しました。

Ubie(ユビー)ってどんな会社?

「テクノロジーで人々を適切な医療に案内する」
をミッションに、
生活者の適切な医療へのかかり方をサポートする受診支援サービス 症状検索エンジン「ユビ―」 や、病気の疑問や悩み、治療方法について調べられるユビー病気のQ&A」などを提供しています。

世界80億人の健康寿命を伸ばすという、とてつもなく大きな挑戦をしています。

詳しくは動画もしくは会社紹介資料をご確認ください。

また、今回、転職活動を通じて、多くの方とお話しさせていただき、時には相談に乗ってもらいながらも、自分自身と向き合う貴重な時間となりました。
転職の報告も兼ねて、この場を借りて感謝をお伝えできればと思います。


自己紹介

まずは私の経歴から。

説明を端折るため今回転職活動のため作成したポートフォリオを添付します。

20代後半からは小規模のスタートアップで1人目もしくは2人目のデザイナーとして入社することが多く、デザインに関連する業務はなんでもやるし、時にはチーム拡大や仕組みづくりやプロセス改善といった初期のフェーズでよくある業務をこなしていました。

幅広い業務を広く携わっていると、自分が何者なのか、強みはなんなのか時に戸惑うことがありました。

でもやっぱり心の中心にはプロダクトデザインを通じてユーザーに価値を届けたい。そこが軸であることは長い間変わっていません。

ポートフォリオの最後のページにはこんなメッセージを添えました。

ポートフォリオの最後のページ


デザイナーとしてありたい姿
・ユーザーの代弁者であり続けること
・楽しむこと
まだ見ぬ発見にこれからもワクワクし続け、作り手のエゴではない正しいデザインをし続けたい。

これが転職活動スタート時の思いでした。

転職軸

次の会社に求めるwillはこんな感じでした。

挑戦

  • 自身の成長につなげたい。未経験事項にトライしたい。

  • 一人目、二人目のデザイナーではなくある程度デザイナーが集まった組織に転職したい。

  • デザイナー組織が全体の歯車のひとつとして事業や会社の成長のために役割を担い、そこに対して経験・貢献したい。

働き方

  • リモートワーク可能(昨年北海道に引っ越してしまったので)。

  • 仕事も家族も大事にしたいを叶えられる環境。

仕事の仕方

  • 自身が裁量を持って動くことができる環境。

組織

  • トップダウンで物事の詳細まで決まらない。

  • 各自がオーナーシップを持って取り組んでいる。だれかに一存せず担当領域に責任を持っている。

  • メンバーが意見を出し合える心理的安全性の高い職場。

今見返してみてもUbieはぴったりの会社だったと言えそうです。

決めてはなんだったか

医療ドメインへの挑戦と、純粋な組織への興味という軸での決定でした。

医療ドメインへの挑戦について

  • 医療現場や生活者の理解が非常に重要で、そこにはデザイナーが介入する価値がある。

  • サービス開発への参画が生活者視点からもキャリアの成長という面からも自身にも還元されると感じました。

  • 自分ごと化。親が病院に行くのが遅れたため癌で亡くなっている。同じ経験はつらいので他の人にも味わってほしくない。原体験は強い原動力になる。

純粋な組織への興味

  • ホラクラシーがうまくいっている組織を見たことがないがうまくいっているので興味がある。

  • Ubieのカルチャーは、明確に自身のキャリアのwillがないからこそはまりそうと感じました。

  • また、gaoさんの以下の記事はキャリア迷子の自分としてはすごく後押しになりました。

入社しての感想 day5

総じてポジティブであり、入社前と比べると良い意味でのギャップが多くありました。

  1. 心理的安全性が高い

  2. PMFとスピードへの意識

この2点が特に入社して5日目で、超最高と思えるポイントになります。

1. 心理的安全性が高い

心理的安全性が高く、意見が活発にぶつけ合える心地よい空気感が本当に最高です。
心理的安全性の高い空気感を醸成する仕組みと、チームを構成する人で成り立っていると感じました。分解すると以下のようなイメージです。

  • 適切なチーム規模
    プロジェクトを推進するチームの規模が5名程度の規模感のため、オンラインでコミュニケーションをとっていても話を遮ることを気にしすぎずに発言しやすいちょうど良いサイズ感です

  • ホラクラシー
    これは自身はまだ勉強中なので多くは語れないですが、ホラクラシー組織を成立させるための動きこそが心理的安全性の高さにつながっていそうです。

  • メンバーのマインド
    ユビーらしい人材のことを社内ではUbienessと呼んでいます。
    Ubienessを体現するメンバーが集まっているため本質的な議論がなされていると感じました。
    入社してすぐにプロダクト開発のディスカッションに参加させてもらっているのですが、議論がとにかく活発で、そこにリソースを割くことの重要性を全員が感じています。
    もちろん議論中に内職するメンバーは一人もおらず、全員がマイクオンで挑んでいます。なんなら会話をかぶせることに躊躇せず議論は白熱です。オンラインでの会議においても、です!

    また、day2にてチームメンバーのjimboさんが「多様性大事にしようよ!」と言ってくれたことはぴよぴよの新人🐣にとって心理的安全性が爆あがりした瞬間でした。

心理的安全性を爆上げしてくれたjimboさんのコメント
  • オンラインでも感じとれるワイガヤ感
    これは、全社の取り組みとしてめちゃいいなと思った観点ですが、オフラインとオンラインでハイブリッドに開催される会があり、どちらかがどちらか一方の空気に置いていかれるということがありますが、random-gayaチャンネルなるものがあり、そこでつぶやいた発言がニコ動のアレのように登壇者のスライドに流れてくるという仕組みがありました。

    盛り上がっている感やリアクションがインタラクティブに表現されるのは、登壇する側の視点としては反応があることが分かりやすく、特にオンライン参加者としても現場の空気感を感じることができてとっても安心しました。

    全社会の空気感はとにかく元気で明るく、勢いがある、そんな感じです。

2. PMFとスピードへの意識

PMFさせるぞ!というマインドとスピード感にこだわり抜いており、目まぐるしく日々が流れています。日々情報の海に溺れ、議論の熱に焼かれ、へっとへとになっています笑

作り込む前に当てる意識が根付いていることが、これまた最高なポイントでした。

コンセプトベースでとにかく当ててみる、ソリューションが刺さるのか当てるといったように日々実験マインドで挑んでいます。(例えば文言レベルのもの)

その方法はできる限りの手をつくすといった感じで、
インタビュー時にターゲットとなる患者さんにコンセプトを当ててみて反応をみてみたり、
既存のプラットフォーム内で実験を回して見ようとなったその週にはすでにテストが動いていたりと、
とにかくスピード感がジェット機級でした(最高)

終わりに

まだまだUbieを語るポイントはたくさんあるので、また別途切り出してお伝えできればと思います。

少しでもUbieに興味を持った方や、キャリアについて悩んでいるといった方、私の転職活動について詳しく聞きたい方などいましたらぜひお話しましょう!

デザイナーやその他の職種の募集要項はこちら。


おまけ

デザインキャリア迷子な自分が勇気をもらったコテンラジオやなせたかし回。超おすすめです。


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