2024年4月 良く聴いた音楽など(1/2)

4月はメタル寄りの好みで色々聴いた月でした。


■Noturnall「Cosmic Redemption」 2024年

元SHAMANのヴォーカルが結成したバンドの4thアルバム。Symphony X、Dream Theater、ANGRAの要素を併せ持ったような音楽性。

「Reset The Game」や「Cosmin Redemption」の、フルピッキングのフレーズだからこその体感速度の速さの凄まじさ、ヴォーカルの表現力の高さが染みる「Shadows (Walking Through)」など、どの曲も聴き込み甲斐のある魅力。
ボーナストラックのANGRAの「Carry On」のライヴカヴァーも、エドゥ・ファラスキが絶好調なのもあって素晴らしいです。

ロゴが月っぽいイメージだったので、バンド名はNocturnalのもじりかと思ったら、No turn at allのもじりだったのは意外。

・NOTURNALL - Reset the Game

・SHADOWS (WALKING THROUGH) OFFICAL VIDEO


■Morte Macabre「Symphonic Holocaust」 1998年

ANEKDOTENとLANDBERK のメンバーによる、映画サウンドトラックへのトリビュート・プロジェクト。

1曲目の「Apoteosi Del Mistero」から、メロトロンの叙情性の洪水。鳥肌が収まりません。
3曲目「Sequenza Ritmica E Tema」も、ヘヴィなリズム隊にメロディが絡む理想の音楽性。
スキャットが幻想的な「Lullaby」、叙情性に惹かれる「Quiet Drops」、

ラストのタイトル曲「Symphonic Holocaust」は唯一のオリジナル曲。
眩惑感のあるミニマルな雰囲気が、別世界に迷い込んだような酩酊を呼び起こし、18分近い長さを感じず、ずっと聴いていたくなります。

・Morte Macabre「Apoteosi Del Mistero」

■Belphegor「Conjuring The Dead」 2014年

タイトルの通り、呪術的な雰囲気に満ちた妖しい音楽性。
背徳的な激しさに加えて、邪教感もあり、アルバム通して統一された印象のあるアルバム。

■Belphegor「Pestapokalypse VI」 2006年

爆発的な突撃感のある激しいブラックメタル。
時にクラシカルな叙情性を持った呪術的なトレモロリフ、邪悪なヴォーカルと、理想的なバランス。

■Cavalera「Bestial Devastation」 2023年

Sepulturaの1stアルバムリリース以前のEPの、Cavalera名義でのリレコーディング作。
未発表曲も1曲追加。
音質が良いと同時に激しさも失われておらず、20分台の短さもあり、延々とリピート出来る一枚。

■Cavalera「Morbid Visions」 2023年

こちらもリレコーディングされた、1stアルバム。
安全に整理された音像ではなく、危険な雰囲気に満ちた音作りも素晴らしいです。
新曲「Burn The Dead」が死ぬほど格好良く、ラストの余韻どころか最後にクライマックスが来る勢い。

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