特許の専門家の技術的専門と取扱い分野

うーむタイトルは後で変えるやもしれません。

バイオテクノロジの身近さについて、2021年の思い出を下記に書き留めた。
要するにバイオ(や化学)はあまり民主化していないな、民主化しにくいか、という覚え書きである。
(数十文字に圧縮できて軽くショック)

そこから流れて特許の専門家の話。

発明を特許化したり、特許権の行使まわりの攻撃・防御を担当や支援する専門家がいる(以下、特許屋と呼ぶ)。

機電系やソフトウェア系の発明を取り扱う特許屋はとても多い。
これらの分野を専攻した人が多いというだけではなく(メジャーなメジャーというやつですね)、文系出身者も多い。
特許化や権利行使の需要が大きいため人手不足、もあるかもしれないが、これらの分野が身近であることも理由だろう。「もとは分野外」の人からも発明が生まれる。「もとは分野外」の人にも発明を取り扱うことができる。

やはりというか、化学系、バイオ系を取り扱う特許屋は、殆どが化学系かバイオ系専攻者である。博士号持ちも少なくない(これには就職情勢の問題も少なからず絡みそうだが)。「もとは分野外」の人は少ない。
「もとは分野外」には扱えないような発明が多く、博士号程度の知識や経験がよく効く。こういった状態も、これらの技術の民主化によって変わるかもしれない。

いずれの分野にせよ、民主化しようがしまいが、大学や大学院の知識や経験がないと取り扱いが難しい領域はずっとある。ただ民主化によって、そうではない領域が増える。そこでは他分野との融合も盛んである。
「大学や大学院の知識や経験」が比較的乏しいと思う特許屋は、その普及にスルリと乗って、身近な発明を幅広く扱うような形態を目指すのもよろしいかも、など。
これも覚え書きである。


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