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本日記

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毎日読んだ本について記録しています。本と共にその日を思い出せたらその1日がすごく特別なものになるな〜って。
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記事一覧

土と雑草 ジョセフ-A-コカヌア著

私は、百姓を生業にしている。 畑と向き合う中で、どうしても、無視できないもの。 それが、…

松本啓
4年前
1

オタク経済創世記 中山 淳雄

フランスの公園で見た風景にびっくりした。 そこにはコスプレをした若者たちがたくさんいた。…

松本啓
4年前
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斜陽 太宰治

朝、食堂でスウプを一さじ、すっと吸ってお母さまが、 「あ」と微かな叫び声をお挙げになった…

松本啓
4年前
5

愛に生きる〜才能は生まれつきではない〜 鈴木慎一

この本は、僕が今研修している農場の従業員さんから、いただいた。 「松本くん、本好きそうだ…

松本啓
4年前
6

ドリルを売るには穴を売れ

「売る」ってことをちゃんと勉強したことがなかったので、googleで「マーケティング おすすめ…

松本啓
4年前
8

舟を編む 三浦しをん(7/7)

荒木公平の人生はーーー人生といいうのがおおげさであるならば会社人生はーーー、辞書に捧げて…

松本啓
4年前
5

カラフル 森絵都(7/6)

「おぉ...」 置いてかれていかれるような斜め上かつゆるーく始まる「カラフル」。 以下引用より、その雰囲気を少し味わっていただきたい。 死んだはずの僕の魂が、ゆるゆるとどこか暗いところへ流されていると、いきなり見ず知らずの天使が行く手をさえぎいって、 「おめでとうございます、抽選に当たりました!」 と、まさに天使の笑顔を作った。 「あなたは大きな過ちを犯して死んだ、罪な魂です。通常ならばここで失格、ということになり、輪廻のサイクルから外されることになります。つまり、輪

キッチン 吉本ばなな

"私がこの世で一番好きな場所は台所だと思う。 どこのでも、どんなものでも、それが台所であれ…

松本啓
5年前
2

坊ちゃん 夏目漱石

無性に小説を読みたくなった。 そこで、なんとなく夏目漱石の「坊ちゃん」を読むことにした。 …

松本啓
5年前
7

下町ロケット 池井戸 潤(12/25)

まさか、本を読みながらこんなに泣くとは思わなかった。 ちょっと前、島崎藤村の「破戒」でも…

松本啓
5年前
2

1日1冊を100日してみて、気づいたこと。

まず、1日1冊を辞めます。 5月2日から1日で本を1冊読んで、noteに書いて来ました。 これまで…

松本啓
5年前
27

世界の非ネイティブエリートがやっている英語勉強法 斎藤淳 (8/23)

昨日と今日、友人とアムステルダムを観光していた。 その中で、オランダ人と話す機会があった…

松本啓
5年前
2

日本人が知らされてこなかった「江戸」 原田伊織 (8/22)

2018年。明治天皇即位の1868年から、今年で150年と言われている。「明治維新から150年として言…

松本啓
5年前
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夜と霧 ヴィクトール・E・フランクル (8/21)

僕は、今、オランダに住んでいる。 オランダは、大体、どの街も協会を中心に、円形の綺麗な石畳の街並みを作っている。どの街も独自の美しさがあり、心が癒される。 さて、オランダには、ヨーロッパ最大と言われる貿易の港がある街がある。ロッテルダムだ。ここは、近代的な建造物が多く見られ、オランダの他の街とは景色が全く違う。 なぜなら、およそ70年前、第二次世界大戦中に、この街は戦争で破壊されたからだ。街に歴史の色がないのだ。 戦争の面影は、たまに姿を表してくる。 ヨーロッパも大