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(ただの感想)薬屋のひとりごと

毎週日曜日に放送されていた薬屋のひとりごとの1期が終了してしまいました...。圧倒的な絵の美しさと、どんどん引き込まられる構成に中毒性を感じるアニメでした。

最終回に出てきた青い薔薇の花言葉は、「夢 かなう」「奇跡」「神の祝福」のようです。

青いバラは自然界に存在せず、交配による品種改良でも実現することは長らく難しかったので、かつては不可能・存在しないものでした。しかし2004年、バイオテクノロジーによって青い薔薇の開発成功が発表されたことを機に、青いバラの花言葉は、「夢 かなう」「奇跡」「神の祝福」になりました。

そして、一輪には「幸運を祈る」という意味があります。両親の再会を願っていた猫猫が一輪を選択した背景もわかった気がしました。

これら作中での解説はありませんが、それを表現するような、言葉遊びの美しさがたくさん散りばめられていたところも、すごく惹きつけられました。

そして、個人的には、猫猫が何度か言っていた「後宮も花街も変わらない花園であり鳥籠だ。皆、閉じこもった空気に毒されていく」という言葉もすごく印象に残っています。このような、今も昔も変わらない本質を突くような言葉も何度か登場していて、時代も背景も今の私とは何もかも違うはずなのに自分ごとに思えるような描写もたくさんありました。

本当にいろんな角度からいろんなことを考えさせられるアニメでした。これからもう一度見たいと思います。

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