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複数の相反する感情とうまく生きること

いつも同時に2つかそれ以上の全く異なる感情を持っているような気がする

何か(マイナスなこと)が起きたとき、その状況にうろたえたり、悲しくなったり、負の感情が湧き上がる。その一方で、そのことや人に対する理解だったり、諦めに似たプラスともマイナスとも取れない感情が先に抱いたマイナスを限りなくニュートラルに近いものにしてくれている(ということは後者はプラスなのかもしれない)

ひとつの事柄で、一度にがっかりしたり、悲しくなったり、あるいは寂しくなったり。それと同時に、安心したり、嬉しくなったり。

一度に、もしくは一つの事柄に対して、いくつもの少しずつ異なる感情を抱いては混乱と落ち着きの双方を同時に手に入れる。

これが他者や状況への理解につながる一方で、無意識のうちに自己否定につながっていたりもする。

このバランスが難しくて、今でもうまくバランスを取れずにいることがある

だからときどき確認する
「本当に納得してる?」「我慢してない?」って

一番最初に湧いた感情が自分の素直な感情なんだろうなと思うけれど、一瞬で後に抱いた別の感情によって消されて無かったものになる

気持ちに折り合いをつけることがどうやら得意なようで、気づかないうちに自分の中に2つも3つも感情が存在してしまうのだからどれが最初だったかなんてわざわざ立ち止まってみないと分からないまま過ぎてしまったりする

以前、そのことに気が付かないまま必死になっていて、その状況にとって、その場にいる人にとって都合の良さそうなものを、あたかも自分が最初に抱いた感情であったかのように振舞っていた時期があった

気が付いた時には、心がどこかに行ってしまって何日も何か月も帰ってこないままになってしまった

良くないって分かっているはずなのに、23年もこうして自分の感情を自分で打ち消すことに慣れてしまうと自分の気持ちに素直になろうとすることが難しかったりする

それにこういった自分の要素が、誰かに褒められたとき、自分の感情を自分で打ち消すことが「正解」みたいになっちゃったりする

自分の素直な感情と自分ではない誰かの目を同時に存在させてしまうことの弊害は思ったよりも大きい

一度どこかへ行ってしまった心が帰ってきた今でも、自分の感情について悩むことは多い

気づいた今は、こうして言葉にすることで自分で一度否定した自分の感情を肯定する

そうして最初に抱いた自分の素直な気持ちをやっと自分のものにできるようになる

まだまだ分からないけれど、バランスってこうして取れるようになっていくのかな


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