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街を好きになるきっかけ

GWに入る前の4月の末、県外から来た2人とおしゃべりする会を開催しました。
一人は神奈川県から、もう1人は福岡出身で、旦那様の転勤で愛媛から日立市に来た方でした。

2人ともまだまだ小さいお子さんの子育て中のママです。
すでに子供が小学生の私は、こんな時期あったなぁ、ママたちほんとに頑張ってるなぁとおしゃべりしながら尊敬のまなざしでした。


私も2010年。いまから13年前に、結婚を機に夫の就職先である日立市に仕事を辞めてついてきました。
SNSも今ほどではなかったし、車もなかったので、情報をつかむために、毎日自転車で近所を探検するぐらいしかやることがありませんでした(苦笑)

自転車で坂道を息切れしながら必死にこいでも、見つかったのはスーパーぐらいで、当時都会から来たばかりの私は悲しい気持ちになりました。
正直に白状すれば、自ら望んで来たとはいえ、こんなところに来るんじゃなかったと思ったことも何度もありました。(ごめんなさい笑)

けれど、いまでは地域への見え方が180度違います。

大好きな人がたくさんいるし、面白いなと思うこと、やりたいことが山のようにあります。

どうしてこんな風にポジティブな気持ちに変わったんだろうと考えた時、それは、人や地域とのつながりだと気づきました。

実は子育て初期の10年間は、日立のよさや地域との繋がりを感じたことはあまりありませんでした。
ある意味子どもと過ごす日々で完結してしまうからですね。
もちろん色々な施設を利用し、観光もしましたが気持ちは今と全く違っていました。
子供を生かすことに精いっぱいで、忙しくてあっという間に過ぎ去ってしまうけれど、自分は何をしているんだろう、というようなモヤモヤを抱えて生きていました。(このあたりはまた別記事にしたいと思いますが・・・)

それが、一歩踏み出し、思い切って扉を開けた途端、街に知り合いができ、地域のことを知るようになり、視点が変わると地域に興味が出てくる!仲間から刺激をもらい、何かやりたいと思う気持ちが湧いてくる!という風に・・・

ママではなく自分という人間としての居場所を見つけたという感じです。
それはものすごく視界が開けた気分でした。

さらにもう一つ気づいたことは、人や地域との繋がりに、時間の長さは関係ないということです。そこには何かきっかけが必要なんだと。

ただ、自分でどんどん突き進んでいける人ばかりではなく、知らない土地でまず何をしていいか分からないと思う人もたくさんいると思います。

そんな人たちと地域のかけはしとなる、きっかけづくりをしていきたいなと思っています。

すごいことをしなくてもよい、
ただ自分の好きなこと、得意なことを楽しみながらあれこれやっているうちに、気づいたらちょっと地域のためになることをしている。
自分の住む街が好きになっている。

そんな人がたくさんいる地域って素敵ですよね。
そんな風になれたらいいなと思っています。




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