リィ

毒にも薬にもならない 目の腐るような言葉を書いてます

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最近の記事

異形の人

目覚めは1人ぼっちの朝に始まり 誰もいない街を歩く1人きりの昼 終わりは明かりも音もない孤独な夜 1つや1人はたくさんあるのに 私は私だけ

    • かたち

      心が折れても 身体はまっすぐに 涙が枯れても 想いは残る 今日が終わっても 明日がある 私が死んでも

      • 沈没

        一度こぼした涙はいつ止まるだろう? 地面に涙を落とし続け 大きな水たまりになり 涙の上に船を浮かべ 目的はないけれど 涙の流れのままに進んでいこう いつしか涙は増え続け船は沈み 私は涙の上を漂っている あとどれだけ涙を流せば 私も沈んで行けるだろう?

        • 楽しい毎日

          今日は昨日と同じ事をやって 明日は今日と同じ事をする そんな毎日に慣れてしまった 私の目の前にレールが見える 今もこれからもずっと固定された毎日が続き しだいに心も顔も固くなりもう戻らない もう少しあと少しで上手く笑えそうだ

          無期列車

          初めて列車に乗った日 私はまだ幼かった 列車は速くて大きく レールはどこまでも遠く続いている 乗っているだけで列車は右へ左へ 敷かれたレールに沿って走る そして色々な道や町を進み 列車は時と私を乗せたまま 止まることなく永遠に走り続ける 私はもう帰れない 道はもう引き返せない 一方通行の列車よ あの日の私を返して

          無期列車

          無題

          歩くのが遅くいつも誰かに抜かされ 人の後を追いかけてる 私の後ろには何も無い どんなに歩いても どんなに走っても 誰かの先には行けない はるか先に見えるものは もう私は見る必要がない 私には新しいものやこれから先も無い あるのは今までだけ もう得られない 失えない

          永遠はどこにある? 時間の繰り返しなのか? それとも時間の長さか? 私が生きてから死ぬまでの時間は 人によっては短く見え そして長く感じるだろう 私は産まれてから数10年生きて死に とても短い時間だったが 私にとってはあの時間こそが永遠だった

          消えるもの

          今日は風が強い 全てを吹き飛ばし 音を撒き散らす このままずっと風が吹けばいいのに 私の嫌いな大人達を どこか遠くへ吹き飛ばして 私の目から消してほしい そして風の音で 大人達の人間を捨てる音を 消してほしい

          消えるもの

          よごれもの

          風が吹けば時が進み そして命も進む 全てが進むにつれて 風が汚れて重たくなった 人々は汚い風を拒み 世界に壁を作り さらに風と空気を汚し続けた やがて風は吹かず時は止まり もう明日が見えない 次の風が吹くまで

          よごれもの

          予報

          今夜雨が降るだろう 朝から空が暗く 水の様な風が吹いている 昼には空が見えないほど 雲に覆われ雨で前が見えない 夕方になる頃 空に雲がなくなり夕日が映し出された 今夜多分雨は大丈夫だろう

          初めての朝

          初めて見た朝が昨日も明日も 同じだなんて嘘だ 月が沈んで太陽が昇り 空が明るく全てを照らす光 これが昨日も明日も同じように 繰り返すと言うのか? 初めてだったのに…

          初めての朝

          日刺し

          私は通り魔に刺されて死んだ 犯人は赤く熱い太陽 私は太陽の日に刺された

          位置情報

          ぼくは今地球の皮を被った地獄にいるよ みんなはどこにいるのかな?

          位置情報

          もう一度

          夢で逢えたら 今度はいつ逢える? 目が覚めた時 また逢えたらいいね

          もう一度

          傾き

          歩けば下を向き 人に会えば上を向き 嫌な事があれば横に向き ちゃんと前を向いたのはいつだっけ?

          擬態

          もし何にでも好きなものになれるのなら 自分は自分になりたい 何かでも誰かでもない そこにあるではなく ここにいる人になりたい