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絵×編集。得意なスキルを掛け合わせた筋トレのようなもの

こんにちは。IBグラレコ部の田中圭子です。普段は主にB2Bオウンドメディアの編集やストーリーテリングみたいなことをしています。

部の発足から、そろそろ1年半くらい。2018年の10月から数えてみたら、50セッション以上のグラフィックレコーディングを担当していました(もう、そんなになるのか…!)。描くことはもちろん、グラフィックレコーディングをきっかけに、いろんな場で刺激を受けられることが、楽しくて仕方ないです。

さて、IBグラレコ部員みんなで、グラフィックレコーディングを始めたきっかけを紹介させていただいています。

私が始めたきっかけは…決定的なものが思い出せないのですが、これまでの人生ずっと「絵を描くことが好き/自分の理想の絵・タイポグラフィを描けるようになることに、ひたすら憧れる」ということが、根本的な動機なんじゃないかなあと思います。

グラフィックレコーディングは、「絵をうまく描くこと」を目的とするものではないので、誤解を生みそうで恐縮ですが、でもそれが動機だし、仕方がない。自分が思うルーツをちょっとご紹介させていただければ幸いです。

「情報」が詰まった絵になぜかわくわくする

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多分、私が人生で最初に「絵を描くこと」に憧れたのがこの絵です。幼稚園に入る前くらいだったかと思いますが、祖父が私のことを落書き帳にサラサラとスケッチしてくれたのです。

今見たら、デッサン的な上手さはないのかもしれません。でも当時の私にとっては

・気に入ってるチェックのシャツ
・大好きなおままごとセットのバスケット
・自分の髪型

が瞬時に描かれたことが、「すごい!」ことでした。なぜだか分かりませんが、写真よりもわくわくします。リアルな情報が溶け込んでいる絵。こんな絵が描いてみたいなあと思いました。

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で、当時からお絵描きばかりしていたようです。

上は、私の「おすもうの絵」。相撲を観に行った時のことを描いていて、升席が祖父母と離れちゃった状況を描いてるんですよね。

「どんな状況だったか」という全体像を表現することに一所懸命だったように思います。

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▲ 落書き帳、当時ヨーカドーで78円(!!) おもちゃのボーリングでガチプレイしているスコアも出てきた…。

また、当時好きな絵本は、かこさとしさんの「だるまちゃんとかみなりちゃん」の「かみなりのくに」のページ。

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Image: 福音館書店

雲の車が電気の力を使ってびゅんびゅん飛び交う様子は、まるで映画に出てくる未来都市のようだし、立ち並ぶビルからご婦人のさしているオシャレな日傘まで、この世界で目に入るものにはことごとくかわいいツノがついているのです。

と紹介されているように、ページの隅から隅まで読み解きたい要素がたくさん描かれているページです。こんな風に、状況を読み解く(そして自分がその世界にいるかのように入り込める)絵が、大好きでした。

絵って人前で描いていいんだなあ…っていう

そんな風に小さい頃から絵が好きで、学生時代は漫画やイラストを描いたり、社会人になってからはインフォグラフィックや、チョークアート、ハンドレタリングのようなものにも興味を持っていました。

やっぱり、ビジュアルの中に情報が詰まっていることに、快感を覚えるようです。

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そんな中、本屋さんで出会ったのが「VISUAL THINKING」の本。ビジュアルシンキングの考え方はもちろん、手書きの記号やタイポグラフィが解説されており、パラパラめくっては「楽しそうだなあ…かっこいいなあ…」とワクワク。

でも、どこで使っていいかが分からない。長年「絵」は自分にとって「遊び」だったので、仕事の場で描くことにも無意識の抵抗がありました。なんとなく「人前で描いちゃいけない」と思い込んでいたので、おうちで絵を描くときに使えればいいなーくらいの感覚でおりました。

しかし、2018年の夏…ぐらいでしたでしょうか。大塚さんが社内セミナーで紙を広げ、絵を描いてるではありませんか。

「グラレコの練習してるんです」
と言う言葉に
「それ! 私も、やり、たい、やつ、なん、です!」(なぜかたどたどしい)
と手を挙げて、同じく同時期に社内のグラレコを勉強しようとしていた川田さん、岩崎さんとも繋いでいただき、いつの間にか、部活になっていた次第です。

筋トレにハマる人と同じなのではないか…

そこからは、冒頭に書いた通り、社内外のさまざまな場所でたくさん描かせていただいています。

これまで、発表の場以外、絵を描く行為は「一人で作業する孤独なもの」だったので、グラフィックレコーディングで絵を描きながら人とつながれることが、楽しくて仕方ありません。またファシリテーションなど新しい興味広がっていくのも、ありがたい。

ちなみに、自分の得意な「絵」と「編集」スキルを掛け合わせているので、レコーディング中は自分の右脳左脳をフル稼働させているような疲労感と心地よさがあります。筋トレにハマる人と似た感覚なんじゃないかな…と想像したり。

これからも筋トレのように続けていければいいなあ…と思います。

(個人noteはこちら。当初はグラフィックレコーディングのアーカイブ&発信用に作ったページですが、部活noteが出来たので、個人noteはスケッチや文具の話が増えていきそうな気がしています)

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