見出し画像

ついに公開!Jakarta EE 10 ~ Open Libertyで新機能を体験!!

Java で実装されたアプリケーションサーバーの標準規格であるJakarta EE、その最新版 Jakarta EE 10 がいよいよ公開に!

この記事では、このJakarta EE 10 と、既にJakarta EE 10 に対応している、オープンソースjava ランタイムOpen Liberty Beta をご紹介します。

Jakarta EE は、以前はJava EE という名称で、Oracle 社が主導するJCP(Java Community Process)で策定されていました。現在はEclipse Foundation 傘下のJakarta EE プロジェクトで仕様策定が行われています。その最新版のJakarta EE 10 では、Jakarta 独自のさまざまな新しい機能の提供が開始されました。ポイントとして、

モダナイゼーション
・20以上のコンポーネント仕様の更新でクラウドネイティブアプリケーションの作成が容易に
・Java SE 11 に対応

アプリケーション開発が容易に
・たくさんのアノテーションが追加され、各API を合わせた開発が容易に
・モジュール化したアプリケーション作成が容易に

軽量化
・「Core Profile」の新設
・マイクロサービス開発に適した軽量ランタイムをターゲット
・新仕様「CDI-Lite」の追加

主なAPI として、以下などが更改されています。

  • RESTful Web Service 3.1:

    • ファイルのアップロードなどで使用されるmultipart/form-data 形式のリクエストへの対応など

  • JSON Processing 2.1およびJSON Binding 3.0:

    • JSON 文字列解析の強化と新しいシリアライズ/デシリアライズのオプションの追加

  • CDI 4.0:

    • ビルド互換拡張機能と監視可能なコンテナー状態イベントのサポート

これらを含めて技術的な新機能の詳細は、下記のJakarta EE プロジェクトのサイトか、WebSphere Community のブログ「いよいよ公開!! Jakarta EE 10」をそれぞれご覧ください。WebSphere Community のブログでは日本語でJakarta EE 10 のポイントを解説しています。ぜひご覧ください!

Open Liberty Betaは既にJakarta EE 10に対応!

クラウドやコンテナ環境、DevOps に最適な、IBM が提供するjava ランタイム、WebSphere Liberty
WebSphere Liberty は、Jakarta EE 仕様とMicroProfile 仕様の両方に対応しています。そのオープンソース版として、Open Liberty があります。EPL (Eclipse Public License) で公開されているので、ダウンロードして誰でもご利用いただけます。現在新しい機能は、Open Liberty で開発され、それを取り込んでWebSphere Liberty として製品化しています。

本日時点で公開されているOpen LibertyのBetaトラック、22.0.0.9-beta および22.0.0.10-beta は、既にJakarta EE 10 の新機能に全て対応しています。こちらの情報↓を元にプロジェクトを作成いただければ,今すぐJakarta EE 10 の新機能をお手元で試してみることができます。

WebSphere Liberty とOpen Liberty は、クラウドやコンテナ環境、DevOps に最適なjava ランタイムです。こちらの記事↓でご紹介している、WebSphere Hybrid Edition は、WebSphere Liberty のライセンスやOpen Liberty のサポート、Liberty への移行支援ツールなどをご提供しています。ぜひ併せてご覧ください。

Jakarta EE 10とOpen Libertyの最新情報を手に入れるには

クラウドネイティブJavaアプリケーションの開発にフォーカスした、Jakarta™ EEと、その周辺技術についてご紹介する、Eclipse Foundation 主催の無料オンラインイベント、JakartaOne Livestream Japan が下記の日程で開催されます。

2022年9月16日(金) 13時~ に開催。
お申し込みはこちらから!
Jakarta EE 10 の他に、Open Liberty やMicroProfile などをご紹介するセッションも予定しています。ぜひご参加ください!


当記事に少しでもご興味お持ちいただき、さらに詳しい情報をお知りになりたい場合は、ぜひ下記アンケートよりお気軽にお問い合わせください。
ご記入いただいた方には、貴社の今後のDX変革にお役立てできるIBM の最新情報をお届けします!

どうぞよろしくお願い申し上げます。フォロー&記事のシェアをしていただけますと幸いです。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?