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AI を使用してスタッフを拡大し従業員のエンゲージメントを促進 ~ Sport Clips Haircuts 社における IBM watsonx Ochestrate 活用事例

IBM watsonx Ochestrate を活用した Sport clips Haircuts社の事例をご紹介します。

全国的な大手フランチャイズ企業であるSport Clips Haircuts 社は、フランチャイズ加盟店の成功を支援するためにインテリジェントな自動化を採用しています。

このフランチャイズ理髪店は、責任あるAIとインテリジェントな自動化を用いて、従業員数の30%増加と、従業員の生産性・エンゲージメントの向上を目指しています。

「フランチャイズの親企業として、私たちには大きな責任があります。フランチャイズ加盟店のオーナーは、多くの場合、彼らの生活を守ってくれるものとして私たちを信頼しています」と、Sport Clipsの会長 兼 創業者のゴードン・ローガン氏は説明します。

「新しい加盟店のオーナーからはいつも、『私の店で働き、世界一のヘアカット体験を提供できるようなスタッフをどこで見つけられるのでしょうか?』と質問されます。私たちは、彼らが入社したときに、店舗に配置する適切な人材を見つけることができ、ビジネスを成長させるために必要なツールも手に入れることができるという安心感を与える必要があります。」

アメリカとカナダにある1,900の拠点で13,000人のスタイリストが働いている全国的な理髪店のフランチャイズ運営企業であるSport Clipsは、フランチャイズ加盟店が可能な限り効果的に店舗を運営できるよう支援することに力を注いでいます。Sport Clipsの社長 兼 CEOのエドワード・ローガン氏は、「加盟店オーナーは私たちに各店舗のROIを向上させ、ビジネスを円滑に運営するための支援を期待しています。私たちは常に、先進的な改善だけでなく、使用しやすく真に状況を変革できる革新的なソリューションを探しています。」と述べています。

現在、Sport Clipsの最大の目標は、フランチャイズ全体で従業員数を30%増加させ、加盟店の従業員の生産性とエンゲージメントを向上させるのに役立つ新しいツールとプロセスを実装することです。

これらの目標を達成するため、Sport ClipsはThisWay Globalと提携しIBM watsonx Orchestrateソリューションの実装を始めました。ThisWay Globalは、8,500以上の多様性に基づく組織から候補者の調達とマッチングを行うプラットフォームを提供します。最新のAIテクノロジーを搭載したIBM watsonx Orchestrateは、自然言語処理を使用して、事前構築済みスキルのカタログから動的にスキルを配列し、一般的なタスクや複雑なタスクを正しい順序でリアルタイムで実行します。

30%

Sport Clipsは、責任あるAIとインテリジェントな自動化ツールの助けを借りて、従業員数を30%増やすことを目指しています。

3分

候補者にアプローチするワークフローをテストした際は、3時間のタスクを3分に短縮しました。

人材獲得プロセスの最適化

IBM watsonx Ochestrateを用いると、チームは日常的なタスクを任せて、代わりにより戦略的な(そして楽しい)作業にエネルギーを注ぐことができます。たとえば、人材獲得でいえば、IBM watsonx Ochestrateはインテリジェントな自動化を使用して面接の日程調整を処理できます。これは、企業と求職者の双方にとって採用プロセスを円滑に進めるのに役立ちます。これにより、チームは候補者との関係構築と、職種や企業に最適な人材の採用に集中できます。ThisWay Globalは、169万人の多様な候補者に即座にアクセスできるようにし、採用チームが空いている職種に適した候補者を倫理的に調達し特定しやすくなるよう公平なAIを搭載したマッチングアルゴリズムを提供することで、人材獲得の取り組みをさらに支援します。

フランチャイズ加盟店にIBM watsonx OchestrateとThisWay Globalを導入し、生産性を高め始めるまでに1時間もかかりませんでした。IBM watsonx OchestrateとThisWay Globalのプラットフォームにより、加盟店は異なるシステムやツールを1つのインターフェースに統合でき、エンドツーエンドの採用プロセスを管理できるようになります。チャットスタイルのやり取りを通して、ユーザーは新しい求人情報の作成や求人サイトへの掲載、ThisWay Globalを用いた適格な候補者の特定などのタスクの自動化(スキルと呼ばれる)を開始できます。この新たな人材獲得のアプローチは、フランチャイズ加盟店を解放し、将来のスタイリストとの関係構築や採用プロセス全体の加速化に集中させることを目的としています。また、彼らを解放して店舗の運営に集中できるようにすることも目的としています。

「多くの人々は労働力の自動化と代替について話しています。私たちはそれを反対の方法で考えています。」とエドワード・ローガン氏は説明します。「私たちは、AIと自動化が、労働力を有効にし人員を増やすため、つまり、チームメンバーが自分の得意なことや楽しいことをできるようにするためにあると信じています。」

今後の展望

Sport Clipsは、責任あるAIとインテリジェントな自動化を、従業員の削減のためではなく30%成長させるために使用します。「私たちの目標は、今後12~18か月でスタイリストを13,000人から17,000人にすることであり、従来の人材獲得の方法では実現できません」とエドワード・ローガン氏は話します。

チームはまだ導入の旅を始めたばかりですが、今のところいくつかの心強い結果が得られています。ThisWay Globalは適切な候補者を特定するプロセスを合理化するのに役立ち、IBM watsonx Ochestrateはそれらの候補者に働きかけるのに役立ちます。「候補者とのコミュニケーションワークフローの初期テストでは、これまで3時間かかっていたタスクをわずか3分で完了できるようになりました」とローガン氏は説明します。

チームはまた、スタイリストが行う反復作業を減らすために、責任あるAIとインテリジェントな自動化の採用を拡大することを目指しています。Sport Clipsチームは最近、スタイリストたちが、スケジュール管理や支払い処理、その他の理髪店の運営に関する多様な業務を行うために、1日に30回も仕事を切り替えていることを学んだ。IBM watsonx Ochestrateの導入を進めるにつれ、Sport Clipsはそのような手作業を削減し、スタイリストたちが可能な限りヘアケアに集中できるようにすることを計画しています。

「フランチャイズ加盟店の成功の可能性を最大化し、彼らが夢を実現するのを支援するために、私たちはできる限りのことをする必要があります。AIと自動化はその重要な一部になるでしょう。」とゴードン・ローガン氏は説明します。

Sport Clips Haircuts について

Sport Clips は1993年に設立され、テキサス州ジョージタウンに本社を置いています。スポーツをテーマにしたフランチャイズ理髪店であり、2023年の起業家「フランチャイズ500」というランキングで30位にランクインしたほか、フランチャイズダイレクトの2021年「世界のフランチャイズトップ100」にも掲載されています。アメリカとカナダに約1,900店舗を展開しています。

ThisWay Globalについて

ケンブリッジ大学のideaSpaceでアンジェラ・フッドによって創設されたThisWay Globalは、AIとビジネスの自動化を活用して人間の可能性を引き出すことに焦点を当てた企業です。ThisWayはGoogleのアクセラレーション(事業協力・支援)を受けた企業で、IBM watsonx Ochestrateのgo-to-market テクノロジーパートナーであり、世界で最も急成長しているSaaS自動化企業の1つです。現在、人材の変革、EEOC・OFCCPに準拠するコンプライアンス、公正な採用、DEI、ESGに投資している5,000社以上の中堅企業向け市場や企業顧客にサービスを提供しています。ThisWay Globalはテキサス州オースティンにある活況なテックハブに本社を置き、シリコンパレーとボストンにオフィスを構えています。

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