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12日目 前の感覚を忘れる

12日目の朝になった。
金曜日から日曜日までの3日間は濃密だった。

イボガの洗礼を受けた3日間。今日からまた仕事なんて久しぶりな気分。まるで長い夏休み明けに出勤するような気持ちだ。

パラサイト(エゴ)の声は、出勤前に激しい。

今日はとりわけ、イボガの洗礼を受けて激変した自分が職場をどのように感じるのかが気がかりだった。朝、支度をするなか頭の声がうるさい。

いよいよ出勤してからの業務中、
自分の様子を観察していた。

前と同じように感じないのが不思議。
あら?前と違う感じがする、と思うものの
前の感覚自体が思い出せない。

ましてや、イボガの洗礼を受けた
当の出来事については。

なんとも思わない。
遠い世界で起きた他人事にすらならない。

…これが、イボガの効果だ。
イボガによってミラーニューロンが修復されると
前の状態を忘れると言う。まさにそれが起きた。

以前のイボガールなら、自分の変化に気づくとおかしい!と不快に感じてなんとか以前のコンフォートゾーンに戻ろうと頑張ってしまっていた。

元の感覚=周波数を思い出して
変化前の状態に逆戻りしてしまい、
せっかく変わったのに
なぜ元に戻る努力をしてしまったのか、と
痛恨の極みと自己嫌悪に何度も陥っていたのだ。

でも。それがない。

…ない!

自分オッケーの感覚にやすやすといられる。

ランチタイムが来た。
シャーマンに、イボガの残量を告げていた。
さらに繊細な摂取量になったため、
もっと微細な単位で測ろうと
思いついたことをメッセしてみた。

今夜は、これまでで最小量。
それでもイボガの苦味はしっかりしていて
しっかり精霊がいてくれることを感じた。

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