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イスラム圏出身の人との国際結婚のハードルの高さと思うこと

昨日帰りにコンビニに行ってアラビア語の教科書のコピーをしたんですが、原本だけ持ち帰りコピーしたものを忘れてしまいました。
コンビニに電話をして(←迷惑な奴だ)事情を説明したところ、「あ、ハングル語のコピーですね。大丈夫です、取っておきます^^」

あ、アラビア語の本なんですが・・・><

もしかしたら本当に韓国語のコピーの忘れ物があって、それと取り違えてたらどうしよう、とドキドキしながら今朝取りに行きましたが、ちゃんとアラビア語でした。よかった。

さて、私がこのブログを開設しようと思ったきっかけは
イスラム教や国際結婚(交際)に関して、偏見や誤解を少なくしようと思ったから。


自分は現在進行形で親族に交際を反対されているので、冷静に話し合うときのために頭の中を整理したいし(自分の大切な人やそのバックグラウンドという努力で変えようもないものを、知識のない人たちが悪く思っていたりとんでもない想像をしていることをぶつけられると、こちらも感情的になってしまうので...)

そしてネットで国際結婚やらイスラム教の彼氏について検索すると、ネガティブな情報が圧倒的に多い。
一般的な情報を流布しているだけのサイトでも知識に偏りがあったり、それ間違ってるよ・・・というものもある。

ただ国際結婚とはいえ、人と人との信頼関係で結ばれているものなのだから

うまくいく人もいればいかない人もいるのが現実。
人はうまくいかないときや、人に自慢したいときに発信した情報は強烈で極端だったりするので、それが目につきやすいのかもしれない。
(憧れて国際結婚したけどDVと浮気に悩んでいる、祖国の家族への仕送りで生活が苦しい、宗教を子供に強制するなど。これは対日本人でもありうる問題。ビザ目的の結婚だったというのはさすがに日本人同士だとないかもしれんけど。まぁ日本人でも既婚者ステータスが欲しくて、好きでもない人と結婚する人もいるので何ともいえない。)
そんな中で、ごくごく平凡な日常を送っているカップルもいるんだよ~と知ってもらいたい。

結婚てほとんどの人が未経験からやるものだから、予想通りうまく行くばかりではないし、人生をかけたガチャかよ!ってことはあるかもしれない。
周囲が賛成した結婚だとしても、うまくいくかどうかはどんな結婚であっても保証がないのが現実。

ところで、私の親族の懸念は人種と宗教の違いによる未知のものに対する嫌悪感の他に
「国のルールが適用されるから、何かあったときに相手のいいようにされる」「子供ができても相手に取られる」「結婚したらあっちに住んでしまう」「あっちの国に行ったら帰ってこれない」「一夫多妻だし男尊女卑だし、大事にされない」といったようなところ。あとは日本に住む場合にも「(イスラム教徒に)宗教的配慮をしなきゃいけないのが面倒」とか、「(外国人に対しては)日本には差別感情や偏見があるよ」と暗に言っている感はある。

前にも書いたかもしれないが、そもそも結婚は男女が協力して営んでいくものだ。
私は相手におんぶに抱っこばかりするつもりはないので、もし自分にとってアウェーの国に行った場合に、どんなリスクがあるか、女性が進出しにくい環境だったらどのように自衛するか考えている。その答えがきちんと出ないうちは日本から出る決意は出来ないだろう。
(そこで最低限必要となるアラビア語を勉強している訳だが)

私は、日本にいたところで法律や人間が自動的に自分を守ってくれるとは考えていない。
当たり前の話だが、結婚したから国が自然に守ってくれる訳でも、親族が二人の間に入って愛情を回復してくれる訳でもないんだよね。
夫婦間での問題で外形的に証明できない内容に関しては、身内であったとしても周囲はほとんど理解できないだろう。理解したとしても、実際に行動して地位を勝ち取るのは本人しかいないのだ。
離婚を言い出したものが悪いに決まっている、嫁に行った女は我慢すべきだ、自分たちと見た目や家柄のベースが一緒の相手はいい人に違いないから、離婚したいと言い出すなんて気が触れたに違いない。(こういう反応が多いです)

私からすると、イスラム教の(もしくはアラブ地域の)男尊女卑より(日本の)社会的で陰湿な男尊女卑の方が厄介だと感じた。

文化や人が長年培った慣習に対して文句を言ってもしょうがないし、自分にとって理解してもらう必要がある人ほど一切共感してもらえない・・・。

もちろん人によってこれが容易、これが難しいというレベルは違うので
国際結婚は自分が行動を起こせて、どれだけかかっても周囲を説得する気持ちがあって、何を言われても相手を守るぞ!というくらいの愛情があるのが大前提だと思う。そして相手の国の言語・法律・宗教・社会制度については最低限調べるべきだと思う。
それがないと、いろんな人に相談して「やっぱ国際結婚ってハードル高いよねぇ」でやめてしまったり、見切り発車で結婚して、こんなはずじゃなかったということもある。
何かがあったときに相手が協力してくれるっていう信頼関係があるか(困難を二人で乗り越えたという経験があればなおさら良い)、もしくは一人でも戦うっていう気持ちがあるのが理想。

恋とか愛なんて形のないものは変わりやすいし、後でどうしてこんな人が好きだったんだろう?と思うこともある。けど自分を大きく動かしたり、内側から湧き上がってくるエネルギーって、条件や責任で結びついた絆とはまた違う強いパワーを持つこともある。だから一概に恋愛結婚は安易だと否定する勢力とは闘いたいんだよね。。。あとから「ほれ見たことか!」って言われる可能性もあるけれど、私の決断は間違ってなかったと将来自信を持って言えるようになりたい。

→パート2

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