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影を愛でる。アメンボとミナミヌマエビ。お散歩日記。

私がアメンボを見た時のテンション
『アメンボだ』

アメンボの影を見た時のテンション
『んんかわいい!!!』

ってなります。
アメンボの丸い影がたまらなく好きなのです。
本記事は、あなたとしゃがんでお水を覗き込みながら、揺れる水面を眺め、ひたすらアメンボの影を愛でる会(回)です。

𓈒𓂂𓏸

ほんのちいさな アメンボの 
ほんのちいさな ひとかきに
うまれる はもんが ゆらり つやめく


波紋の丸のところの、水底に映る黒い点がアメンボの影です。
かわいいです。かわいいと思いませんか?
アメンボの足先が水面に付いたところが凹み、お水の影ができます。

丸いちょんちょん。


6本の足の影と真ん中に胴体の影、見えますか?
全部で7つのちょんちょんです。
ゆらゆらゆれる みなもにて。

お水に浮くことができる軽さ、いいな。

どうしたらお水の上に浮かべるのかな?
調べてみますね。
“アメンボの足には細かな毛が生えているためお水を弾いてお水が凹み、そこに働く表面張力によって、水面から押し上げられて、浮かぶことができる”そうです。
ちなみに、毛には体から分泌された油が馴染んでいるので水を弾くそうです。水辺の鳥と同じなのですね。

ふむ。私の足の裏にも毛が生えて、体重が0.03gにならないかな。しかも飛べる仕様で。

よく思います。
生き物の緻密な美しい設計や完璧な生態や、繋がり合い変化できる柔軟性を命から教えてもらえること。全ての生に必須の大事なお水に毎日触れられること。万物に注がれる光と影が織り成す一瞬で一度きりの芸術を感じられることは、なんて幸せでしょう。


………お水の流れが波や渦になっていたり、水面が風に吹かれていると、水底にその模様の影ができるのですが、それをぼうっと見ているのが好きです。(プールの底の影の模様も、泳ぎながら眺めるのが大好き。お風呂も。)

特に渦の影が一番好きです。
渦は水面に目視できなくても、障害物があったり水流によって水底に丸い影ができます。

水底に映る渦の影は、流れの中からいくつもいくつも生まれては、くるくるまわり、消えてゆきます。
ひとだまみたいです。

𓂃 𓈒𓏸

現世と書いてうつしよと読む。
現世に人魂。水底に映る影。生まれ消えゆくように見える、ひとつの大きな流れの中でおなじ。
豊かな愛のお水の中で、ゆらゆらキラキラくるくる。自由に流れ揺蕩うの。


話しは戻りますが、
今日はアメンボの影を愛でていたらそこはミナミヌマエビの棲みかでした。

ふふ。ミナミヌマエビ、見たことありますか?
ペットショップにいます。野生にもいます。網ですくえます。
私は昔メダカと一緒に一匹だけ飼ったことがあるのですが、2日空けたらその間に水槽からぴょーんと飛び出てしまいました。
カサカサの干しエビが落ちていたのを見つけた時はとても悲しかったです。


気を取り直して。
今日撮れたての新鮮なミナミヌマエビをお届けしましょう。

その1.ゆっくりスクロールしてアメンボの影を見つける。(すぐに見つけられるでしょう?あなたもアメンボの影好きになった証拠です!!)
その2.見つかったら目線をそのまま真下にずらす……と?

エビだ!


見つけられましたか?
色が土と同じなので、ちょっと見にくいかもしれません。…大丈夫。下の写真でもう一度見てみましょう。影が落ちているので見つけやすいです。

0.5秒後です。おやおや?アメンボが…

アメンボの残像(右上)が愛おしいです。
そのまわりには残された波紋と、波間に輝く小さな太陽の光。真っ直ぐに伸びた爽やかな草の影。

写真のまだらで白っぽいところは空です。
木々の葉の間からこぼれた空が写りました。

そして、ミナミヌマエビの半透明な体。
うっすらと水底に映るしっぽの影もとても繊細で美しいです。

ミナミヌマエビが小さな足を細かく蹴ると、小さな小さな砂のもやが立ちのぼります。一瞬だけ。
やわらかな泥の中、枯れ葉の下へと潜ったり、ピョンピョン飛び回ったり、仲間とすれ違ったり。
とても素早いし、なんだか忙しそうでした。

そろそろまた癒しのちょんちょんが見たくなってきましたね。ラストにしましょう。

こちらもたまらないので一緒に見てくださいな。
葉っぱの緑もその影も美しいです。
水底も重なる水面も。
もちろんアメンボの形も四方に伸びた細い足も。
かわいさ爆発。

/ありがと\



おしまい。







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