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国際女性デーのマンガを描きました

マンガを描いた経緯と完成作品

ようやくマンガを描き終えて、無事投稿できた。今はほっとして、脱力している。今回のマンガを描くと決めたいきさつは、以前投稿したので未読の方は読んでもらえると嬉しい。

そして、投稿したのはこちらのマンガ。(全8P) 以下、ネタバレを含む記事を書きます。

マンガの初期設定と変更

実は、当初の予定では、ラストはペマさんの笑顔で終わっていた。綺麗に風呂敷を畳んだ、希望を持てる終わり方で、とても気に入っていた。

そして締め切り2日前に、私はマンガ専科の友人とご飯を食べていた。(ちなみに、この会食は人生初のオフ会だった)この時点で私はマンガのネームを完成させており、ペン入れを始めたところだった。

私は友人にマンガの内容を説明した後に、「ネパールの女性差別のマンガを描いてるけど、実はジェンダー・ギャップ(男女の格差)ランキングは日本のほうが下なんだよね………」と自嘲気味に言った。

するとマンガ家の友人たちは「その事実を描くべきだよ!」と口をそろえて話した。「すごくメッセージ性があるし、いいと思う。まぁ、それが選考にどう影響するかは、分からないけど…」と付け加えた。

私は迷った。マンガは非常に多くの時間と労力を要する作業だ。どうせ描くなら受賞したい。メッセージ性が強まるのは分かるが、それが吉と出るか凶と出るかは、全く分からない。しかし………



私は描くことに決めた。


そもそも、このコンテストに応募を決めたのは、女性の自由と笑顔を支援したいと願ったからだ。コストパフォーマンスを重視するなら、二次利用の難しい、他人の実話のマンガ化など、はなから取り組まない。私はネパールの女性も、日本の女性も応援したい。

そして最終ページのラストに、ジェンダー・ギャップの解説を付け加えて、投稿した。タイトルも当初の「ペマのチャレンジ」から「ペマの後に、続く者」に変更した。

投稿を終えて、最終版を読むと、ほっこり具合は減じたかもしれないが、作品として厚みが増したと思う。さらに問題提起を含む円環構造になった。

マンガが、どう評価されるか分からないが、この変更に悔いはない。

受賞発表は12月3日。それまでは一旦忘れて、日々のマンガ活動に戻ります。

伊吹天花

#マンガ #国際女性デー #エッセイ #ジェンダー・ギャップ  

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