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余命3ヶ月のバイク乗り(26歳女) ~涙が出るほどいい話3.0~


今回紹介するお話

「普通に生きていたのに突然余命3ヶ月と宣告された26歳のバイク乗りの女性。友人やお世話になった人たちと出会うことで終活をしていたが、恩師に励まされたことで、生きることに足掻いてみようと・・・。」

今回紹介するのは、余命3ヶ月と宣告されながらも生きることに足掻いてみようと、そして2ちゃんねるでのレスに励まされたという女性の投稿です。

残念ながら女性はお亡くなりになったのですが、亡くなった3年後に友人が書き込んだものも紹介していきます。
※女性とその友達の投稿時期は確認出来ませんでした。コピペと思われるものでは2010年12月13日というのがありましたので、それ以前の投稿と思われます。

また、このお話をYouTube上でアップされたものがありましたので、併せて紹介していきます。

女性の投稿

すごい普通に生きてきたら取り返しのつかないガンになってた。で、先月の26日に、あと3ヶ月くらいしか生きられないって言われた。

今、ムリ言って退院して、いろんな人に会いに行ってる。湿っぽくなるのが嫌だから、事情は話さないで、体調の良い日は友達とかお世話になった人と
いつもと変わらない感じでご飯食べに行ってる。

昨日は高校時代の恩師と行った。その人は私にバイクに乗らないかと薦めてくれた人で、夏場たまにツーリングに一緒に行ってた。バイク、もう乗れないから、その人に譲ろうと思ってた。

会ったら、やっぱり先生はバイクで来ていて、かなり羨ましかった。で、ご飯食べながら、いろいろ話した。高校時代のことや、卒業してからもいろんな相談に乗ってもらって、すごい嬉しかったってこと。

そしたら、「お前(=私)が最近他の奴ら(=当時からの付き合いの友達とか)とそういう話をしてて、様子がおかしいって聞いた。なんかあったか?」と聞かれた。絶対他の奴らには言わないでって約束して、病気のことと余命のことを話した。

そして、先生にバイクを譲るってことも言った。大事に乗り続けるって約束してくれた。

店を出てから、先生に「まだ元気あるか?」と聞かれた。「座ってる分には大丈夫」と答えると、ちょっと待っててと言って、バイクで颯爽と走り去った。何だかわからないけど、泣けた。

しばらく店の駐車場で待っていたら、先生がホームセンターでメットを買ってきた。それを私にくれて、「後ろ乗って」と言った。先生の腰に回した私の手はすごく頼りなくなっていて、すぐに振り落とされそうだった。「乗りたいけどムリですわ」と私が言うと、先生が、着ていたTシャツを脱いで、私の手をくくりつけてくれた。先生も泣いてた。

それから、初めて一緒に走った、近くの登山道へ行った。そのときとは違って、すごくゆっくりだったけど。展望台みたいになってるところでバイク停めて、ベンチで休んだ。

先生は「このあと、すごく苦しむかもしれないし、辛いこともいっぱいあると思う。そのときは呼んでくれれば行くから。生きてて良かったと思えることを、まだまだ作ろう。まだ○○(私の名前)は生きてるよ。諦めるな」
と言ってくれた。2人して号泣した。

誰に話していいかわからないから、ここに書かせてもらいました。週明けに病院戻ることに決めました。正直、昨日告知されてからはじめて、まだ生きてたいと思えたから。わからないけど、もう少しあがいてみます。自己満な文章でごめんなさい。行ってきます。(冗談でも「逝ってきます」とは書けません

女性が亡くなってから3年後、友人からの投稿

ここの掲示板に↑これ書いたの私の友達。「涙が出るほどいい話3.0」って板に書いてある。見た人、まだここにいるのかな。いないかも。

でも彼女が亡くなって今日で丸3年。長文だけど書かせてもらう。

亡くなった後、彼女のパソコン見たらデスクトップにテキストファイルがあって。彼女の書き込みと、それに対するレスがコピペして保存されていた。

ファイルのタイトルは「涙が出るほどいい話3.0」。彼女が亡くなる数日前にお見舞いへ行った時、「掲示板が見たい」って言ってた理由が判った。私達は「大変な時に何言ってんだよ」と笑い飛ばしたんだけど。

彼女は皆さんのレスに励まされたんだろうと思う。感謝を書き込みたかったんだろうと思う。それ読んで、私は泣いた。だから、彼女の変わりに言わせてもらう。あの時、レスをくれた方々、有難うご座位ました。

彼女は意識混濁状態にまでなりましたが、最期まであがき続けました。
皆様に温かい励ましをいただいたお蔭だと思います。本当に、有難うご座位ました。彼女に代わり、お礼を申し上げます。

YouTube 

このお話を元に作られた動画がいくつかありましたので、一部を紹介します。※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

(2ch)泣き笑いほっこり『LAN』

こちらはショートバージョンです。

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様から頂きました。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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