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このまんまじゃ、孝行どころか最悪の親不孝者じゃないですか・・・


今回紹介するお話

「医者として働いていて、ちょっと前、診察に訪れた若者に余命宣告をしたのだが・・・」

今回紹介するのは、医者として働いている男性が、ある若者に対して余命宣告をした際の出来事を綴った投稿です。
※投稿時期に関して
2008年8月25日(月) 22:42:14の投稿を確認出来ました、違っていたらごめんなさい。

このお話を元にしたYouTube動画がありましたので、併せて紹介していきます。

投稿内容

本当は書くべきじゃないのかも知れんが、久々に堪らない思いになった。

一応、医者の端くれとして働いている。こういう生業だから、人の死に接するのは少なくない。ちょっと前、診察に訪れた若者に余命宣告をしたばっかりだ。

俺:誠に申し上げにくいのですが・・・。

男:はい。

俺:・・・肺癌です。しかもだいぶ進んでいます。はっきり言います。1年もつかどうかです。

男:・・・ガ、

俺:?

男:ガーン・・・・・・ なんちって・・・。

俺:・・・け、結構余裕ですね・・・。

男:ええ、まあ・・・。

聞けば酒も煙草もやらないというのに、なんとも不憫な巡りあわせであった。ただ、衝撃的な事実を告げられても、この歳でこれほど冷静なのにも驚いた。

男:ああー、参ったな。

俺:・・・

男:あの、入院とか治療の開始とか、すぐ始めないといけませんかね?

俺:ええ、それはもう。すぐにでも取り掛からないと。

男:うーん。一ヶ月待って頂けないですか?

俺:何かあるのですか?

男:母親が、来月楽しみにしていた旅行があるんです。俺がこんなんだって知ったら、とても安心して行けないでしょうし。

俺:そうですか。ですが猶予もそうないのが現状です。

男:ですよねえ。参ったなあ。そういや、再来月は父親の誕生日なんですよ。

俺:・・・

男:参ったな、ほんと、参った・・・。時間全然足りないですよ。まだ、親孝行してないんですよ。

段々と声が震えてくる。

男:両親に、いつか生でオーロラ見せてやるって約束したんですよ。このまんまじゃ、孝行どころか最悪の親不孝者じゃないですか・・・。

他にも、兄弟にああしてやりたかった、友人にこうしてやりたかった、職場で迷惑かける、など、自分の身の上よりも、あくまで周囲への迷惑が申し訳ないと悔やんでいた。最後の方は泣き崩れてしまった。

こんな状況ですら、他人の事ばかり考えられるような若者が、どうして死を目前とせねばならないのだろうか。どれだけ体験したって、決して慣れるもんじゃない。そして、こんな若者一人救えない俺の不甲斐無さに、一緒に泣いてしまった。

YouTube

このお話を元に作られた動画がありましたので、一部を紹介します。
※ご紹介する以外にも動画はあるようです。

【笑えるコピペ連発】2chショートまとめ

※投稿では患者を男性としていますが、この動画では女性になっています。

さいごに

私のnote記事は営利を目的とはしておりません。
単純に涙した話を皆さんと一緒に共有したいと思い記事にしています。

しかしながら「著作権」などの問題がある場合は削除致しますのでお知らせください。
なお、掲載している画像は いらすとや 様、みんちりえ様から頂いています。

最後までゆっくりお付き合いいただきありがとうございます。


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