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ブランニューわたし

今日、わたしは50歳になった。うーん、「なっていた」のほうがしっくりくるかも。それくらい自動的に地続きだし、なんとなくイメージしていた“大人の女性”とはかけ離れた仕上がりに自分自身びっくりしている。

そして今朝から感じている妙な違和感。それは39歳から40歳になったときにはまったく感じなかったもの。49歳だった昨日と50歳になった今日を比べたところで、生活も成分もまったく変わっていないはずなのにどうしたことか。今日その違和感の正体をずっと考えていて思い至ったのは、人生の終わりがチラリと視界に入ってきた怖さ。「死」との距離がぐっと近くなった気がして、心の隅っこのほうがぞわぞわしているのだ。あれおかしいな、40代のラストスパートをかけている最中は「50歳です」と早く言いたかったのに。

そうこうするうちにこのままではいけない気がしてきた。これから先、わたしは何にもなれないまま、特に暑くない場所で更年期による変な汗をかきまくり、まったくもって些末なできごとに引っ掛かって更年期の変なイライラを家族にぶつけ散らし、更年期だからすぐに疲れて、更年期特有の肩凝り腰痛、動悸息切れ、重力に抗えずにいろいろ垂れてヨボヨボして死んでいく…。そうか、人はこうして精神的にも老いていくのだな。
引き続き50歳からもご機嫌でいるために、今こそブランニューなのだ。
新しいことを今日からやろう。昨日とは違う成分を自分に入れよう。何にもなれなくても、何かをそっと置くことはできる。
というわけで、読む専門にしていたnoteを書き始めました。



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