諸先輩方とお酒を飲みに行きたいって話/いっちょの酒の代わりに文章を 十一杯目

ひさびさに大学時代の恩師に電話をした。ちょっと仕事のことで教えて欲しいことがあって。かれこれ卒業して10年、覚えていてくれてるかと不安になったが覚えていてくれた。嬉しいものです。

とはいえ、覚えてもらっていても不思議はないのかも、といった部分も。何せ当時、その恩師とは週一で飲みにいっていたので。

当時の僕はあまり同世代と飲みに行くのが好きじゃなかった。極一部の本当に仲のいい人としか飲みに行かなかった。その代わり大学の教授とはしょっちゅう飲みに行っていた。あと、暇そうな高校の頃の恩師を捕まえて飲みに行ったりもしていた。奢ってもらえるから、ってのもあったけど、それだけじゃない。自分よりも社会経験のある人の話を聞くのが好きだった。

はてさて、なら今も会社の上司と飲みに行きたいか、と言われれば微妙だ。断りたい日の方が多い。当時と何が違うのかしら。
色々と理由はあると思うんだけど、あの頃飲みに行っていた大人達は平等に接してくれていたからだと思う。年齢の差はあれど、同じ目線で話ができた。当時はお酌なんてしたことなかったし、飲み物が足りなくなったらお互い勝手に頼んでいた。相手のグラスの空き加減なんて気にしたこともない。
それが歳をとって、少しずつ気を使うことを覚えて、目上の人のグラスの中身とか、店員さんの動向とか気にしながら飲む癖がついたら、飲み会が疲れるものになり、気付いたら行きたくなくなっていた気がする。
昔、お酌とかを強要してくる先輩の下についたことがあった。そう言えば行きたくなくなったの、あの頃からかもしれない。

自分も気をつけようと改めて思った次第だった。気付かないういち先輩ヅラが板について、当たり前のようにお酌とかさせてるかも…。知らず知らずに後輩から「あの人と飲みに行くと疲れる」とか思われてるかも…。これは良くない…。

そう言えば、会社の先輩と飲みに行くのは嫌だけどDJの先輩と飲みに行くのは未だにすごく好きだわ。きっと大学の頃と同じノリで飲みに行けるからだ。そう言えば最近行ってないあのですね、そろそろどうですか?諸先輩がた。

#コラム #エッセイ #毎日note #飲み会 #上下関係

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