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「御社の企業理念に共感しまして」←これなー…

面接で志望動機を聞くと返ってくる事がある。
もはや志望動機を聞くのが間違ってるんだろう。

「具体的にどんなところが?」とおかわりすると、たいてい破綻することは目に見えてるので聞かない。

この回答をされると、面接前にホームページを見るチラ見してきただけなんだろうな、と考えてしまう。

志望動機を聞かれて企業理念への共感性を答えるのは、オススメしない。企業理念への共感性がはたして採用の評点になっているどうかは微妙だ。

企業理念は入社してから醸成すればよい考える企業もあるだろうし、企業理念は経営陣が掲げる壮大なビジョンである場合、人事を含めた従業員と意識が乖離している可能性もある。

あとは会社の深い想いが理念に含まれている場合、生半可な理解をしやがってみないな地雷かもしれない。

志望動機は企業理念を言うべきか

個人的には地雷の可能性が高いし、その後の発展性が少ない。
じゃあ志望動機は何がいいのだろう?

ありきたりな答えになるが、やはり本心を言った方が良い。
例えば給与がよい、安定的だ、残業額少なめなど、少し言いづらいような動機だったとしても、正直に伝える方が好感が持てる。

そもそも会社説明会や募集要項の中に「残業少なめ、福利厚生多め!」みたいなことをPRしているわけだから、それを主張しても文句を言われる筋合いはあるまい。

志望動機には未来志向が欲しい

志望動機は未来志向が欲しい。

中途採用であれば、実績をどう再現できるかがポイントだろうから、「自分のやってきたことを再現することを許容してくれそうな会社を志望した」、というのは筋が通ってくる。

新卒採用であれば、自分がどういうキャリアを辿りたいか、それを実現できることができる会社であることを動機にするほうが望ましい。
よくあるのは、「若くしてリーダーになりたいと思っていて、貴社では30歳までに多くの人がリーダーという職についていることから志望した」というようなパターンだ。

「1000万円プレーヤーになりたいと思っており、貴社では努力次第で20代それができると聞いた」みたいな営業志望も好ましい。この時、20代1000万プレーヤーが実在していることがポイントではあるが。

野心的でも自己中心的でも、企業理念への共感性といった、主体的のようでそうでもないような回答よりよっぽどいいと思う。

まぁ冒頭にも述べたが、企業理念への共感というような答えしか返ってこないようなら、そもそも志望動機を聞くことが間違っているのかもしれない。
企業理念くらいしか動機にならないのかなと、募集要項や外部への発信のしかたを考えるべきなのかもしれない。

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