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体外受精始めました。

先月、無事車が納車されました。納車されてすぐに3泊4日の函館旅行へ。
目的は色々あったけれどメインはイカの踊り食いと旧イギリス領事館のカフェに行くこと。あとは、土方歳三に思いを馳せること。

目標達成率は95%かな。海が時化ていてイカの踊り食いは食べられませんでした。でも着いた日にたまたま入った居酒屋にイカ刺しがあって、踊り食いの前夜祭的な感じで食べていたので、まぁよかったことにします。お土産はもちろん冷凍のイカ刺し。どんだけイカが食べたかったのか。

さて、旅行から帰ってきた次の日にクリニック受診でした。
体外受精を始める準備に取り掛かりました。
採卵の為の自己注射。9日間打ったのですが、毎日夫に隣で一緒に確認してもらいながら打ちました。夫よ、毎日刺してから10秒数えてくれてありがとう。刺した針を抜くときに、「プチッ」とすこーし引っかかるのが怖かったです。きっとお腹に肉が沢山あるからでしょう。

そんなこんなで採卵数日前からお腹が張って痛かった。トイレに座るのもなんだか大変でした。

採卵は眠っている間に終わりました。麻酔を注射しているとき、「本当にこんなんで眠るの?」なんて考えていたら、次の瞬間ベッドの上に戻っていました。人間は薬には勝てないんですね。

帰りはバスで帰ろうと思っていたのに、貧血なのか目の前が真っ白になって冷や汗も出てきたので、落ち着いてからタクシーに乗りました。普段、ケチんぼなのでタクシーはあまり乗りたくないのですが、致し方ない。1500円ぐらいだろうと思っていたら、3000円も掛かってしまった。あぁ悔しい。

はたまたそんなこんなで次の日に採卵数と受精個数の連絡が来ました。そこまではふむふむぐらいの気持ちだったのですが。そこから1週間、そのうち何個が凍結胚になるの?全滅もありうるの?心配で心配で具合が悪かったです。あぁ本当に心配症で嫌になる。

今日、クリニックを受診して凍結胚を確保できたこと、グレードなど先生に色々と聞いてきました。順調にいけば来月移植の準備が始まります。

体外受精って簡単に言うけれど、蓋を開けてみれば体も心も本当に大変。
注射して、薬飲んで、時間通りに鼻スプレーして、座薬して、麻酔して、その上色々上手くいくかなって、心配して。しかも成功率は100%じゃない。不妊治療中の人が体外受精に進む理由はそれぞれだけれど、体外受精をやると決めるまでにきっと色々経験してきている。悲しいことや辛いことや、悔しいこと。楽しい気持ちで始める人は少ないんじゃないかな。

この気持ちは自分が経験して初めてわかったことでした。私の周りには不妊治療している人がいないから分かり合えないけれど、世の不妊治療中の人と盛大に忘年会して愚痴を言って励ましあいたい気分です(笑)

とりあえず今は移植へ進めることに安堵しています。クリスマスも年末も前向きな気持ちで過ごせるかな。年末年始は東北の夫の実家へ帰省です。函館に引き続き、土方歳三率いる新選組に思いを馳せてこようと思います。

ただ私の記録を書いているだけなのですが、もし不妊治療をしていて辛い気持ちでこのnoteにたどり着いてくれた人がいるのなら、声を大にして一緒に言いましょう。

「ほんと不妊治療辛いよね!!」

でも頑張りましょうね。きっといいことあるさ。

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