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楽しむをちゃんとする夏

ここしばらくモヤモヤとした時間を過ごすことが多くて、「楽しむ」をちゃんとできてなかったように思う。

自分の至らないところにばかり目がいってしまったり、自分を責めたり、目の前のことでいっぱいいっぱいになっているうちに、ものすごい速さで時間が過ぎていった。それは今に始まったことではないけれど。とにかく仕事もプライベートも楽しむ余裕なんて全くなくて、ずっとせわしない気持ちで毎日を過ごしている。

仕事は楽しい瞬間はあれど焦りのようなものが強くて、その合間にちょこちょことバラエティ番組なんかを観るのも、なんだか仕事から逃げているみたいで落ち着かない。仕事の時間もプライベートの時間も、どっちも集中できてないし、楽しみきれていない感覚があった。


マインドフルネスやらヨガやら、アドラー心理学でも「今、ここに集中する」ことの大事さが謳われているイメージがあるけれど、自分はそれがつくづく苦手だ。過去の後悔だとか、未来への不安に引っ張られてばかり。

でもそういうときこそ、だからこそ「ちゃんと楽しむ」が必要な気がするのだ。それは、映画を観るだったり本読むだったりする。実際、そういう作品を通して自分の心の動きと向き合うことで「今ここ」の自分を感じられたことが、これまで何度もあった。

「憂鬱でなければ、仕事じゃない」という本のタイトルに救われたのは確かだけど、心が動かされるときの感覚やワクワクする気持ちが自分をここまで連れてきてくれたのもまた確かで、その気持ちは定期的に思い出したいなと思う。自分は気持ちに左右されやすい人間だから、何かしらの“楽しさ”を見つけられることが、仕事においてはかなり大事な気がしている。

季節は夏。暑さにうんざりすることもあるけれど、空がどこまでも青くて雲も綺麗で、冷たい飲み物が最高に美味しかったりもして、なんかやれそうな気がする季節でもある。身体の健康だけじゃなくて心にも目を向けて、いろんなことを楽しんで、めいっぱい心を動かす夏にしたいな。


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