普通に生きて、ただ幸せになりたいだけなのに、それがどうしてこんなに難しいのかしら

普通って難しい。普通って贅沢だ。
しかしそれってもう「普通」じゃないんじゃないかしら?

今日も生活保護の人が来た。
12から始まる公費の番号が処方箋に書いてある人。この人だって、ただただ普通に生きてきただけなのかもしれない。でもいつの間にか自分で自分を養っていけなくなっちゃった人。
大多数はそんな人だ。
まあ自分がせっせと払った税金がこいつのご飯になってるのかと思うと役所を爆破したくなる人も一定数存在するけれど。それも偽らざる本音だけど。

この人なりにきっと頑張って生きてきて、まあ足りないところもあるっちゃあるのかもしれないけれど、でも何かとんでもないことやらかしたわけでもなくて、いつの間にか生活苦しくなって。
ただ生きていくだけのこと。ただ自分の口は自分で養うだけのこと。別に何か体に不自由があるわけじゃない。
普通って、そんなに頑張るもんだったのかしら。
普通がもっと楽になったらいい。

毎日毎日すごい速さで動き回り、それでも遅いと患者に怒られる。ジェネリックはダメなんていう患者の思い込みに付き合わないといけない。なんでないんだと言われてもないものはない。
そうしてやっと得た給料は5分の1が社会保険と税金で消えていく。私の週40時間は20数万にしかならなくて、それでも社会人3年目にしては破格だ。
他人より多少恵まれている。自分を納得させるものなんてそれしかない。
とりあえず私は、死んだような目で仕事を続ける毎日からさようならすることにした。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?