見出し画像

本間正人「できる人は1週間を「168時間」で考えている バランスよく時間を管理する技術」

・本書は、「教育学」をかける「学習学(ラーノロジー)」の提唱者として、コーチング、「学習する組織」などをテーマにマルチな活動を展開している著者が、自分の1週間(168時間)を美しくデザインするという発想に立ち、あなたらしい時間の使い方を見つけるための1冊。

・「1週間が7日しかない」と思うと、できることは少なくなってしまう。しかし、1週間を168時間あると考えると、そのうちの4時間から5時間くらいは無理なく自分のための時間として、素敵な使い方ができそうな気がしてくる。

・本書では、タイムデザインの原則として、
⒈STORYの原則(1週間のイメージを持とう)
⒉FOCUSの原則(時間活用の重点項目を決め めよう)
⒊CanCamの原則(できることをやろう)
⒋B-ingの原則(「何をするか」ではなく、どんな状態をつくるのか、どんな状態でいるのか)
⒌WEDGEの原則(細切れの時間の活用)
⒍non-noの原則(できないこと、引き受けられないことに関しては、ちゃんと「NO」と言う勇気を持とう)
を紹介している。
※詳細については、本書をご覧ください。

・「意味のある充実した幸せな時間」の過ごし方、時間に対する考え方・とらえ方は人それぞれ。なので、人真似ではなくオリジナルのタイムデザインをつくっていくことが大切。時間に関する自分らしさ(時間感覚)を知り、自分にとっていちばん心地よいリズムを的確に把握できれば、行動の選択肢が広がる。「とらえ方の選択肢を広げる」ことが、本書の中で書かれていることである。

・本書では「168一覧表」「168グラフ」という1週間=168時間をどういうふうに使っているかの全体像をつかむことができるワークシートが掲載されており、自分が過ごした1週間を記入し、現状を正確に把握・分析しておくことが自分の時間の改善の第一歩であると書かれている。「仕事・睡眠・通勤・食事・スポーツ・テレビ視聴」の7つの時間を書き込み、気づいたことをまとめてみること。本書のアドバイスとしては、あまり欲張らずに、てきることを考え、どこが改善でき、どこが短縮てきるか、どこが問題なのかを2か所か3ヶ所くらいにターゲットを絞ってみることが大事。

・本書では、「時間に追われないうまい時間の使い方」「あなたの時間感覚を知る方法」「24時間をいきいきさせる方法」などの章で構成されており、人生の目標を達成するパターンや、未来のデザイン方法といったあなたらしい時間活用の戦略を考えるヒントが紹介された内容となっている。

#瞬読アウトプット  #1分書評 #中経出版 #時間術

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?